鹿島 大貴

出身・在学高校:
私立錦城高等学校
出身・在学校:
埼玉大学
出身・在学学部学科:
教育学部 教育実践学専修
在籍企業・組織:

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最終更新日:2026年08月24日 初回執筆日:2026年08月24日

「表現すること」の豊かさと多様性を学ぶ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Social Compass
  • カンボジア
  • プノンペン・バッタンバン・シェムリアップ
留学期間:
1年
総費用:
977,631円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 720,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

現地株式会社(Social Compass)でのプロジェクトマネジメントインターンとして、現地の小児医療センターや孤児院での教育・アート支援活動を行いました。

インターン先では、現地のカンボジア人スタッフとの協働やディスカッションを通して、異文化環境下でのワークショップ遂行や「制約の中で価値を生み出すクリエイティビティ」という観点で様々なインスピレーションや学びをいただきました。

また、留学期間中に私が企画・立案した七夕をテーマにしたアートワークショップを、ジャパンハート アジア小児医療センターの小児患者の皆様に体験していただき、厳しい制約(液体の使用不可など)の中でアートが子どもたちや保護者にもたらす心理的効果を実践を通して評価させていただく機会を得ることができ、その結果をレポート記事としてまとめさせていただきました。
加えて、自主的な活動として、現地の孤児院の子どもたちとの交流(共同生活や対話など)を行い、カンボジアの教育現場を取り巻く社会背景や環境、子どもたちに本当に必要な支援について肌感覚で学ぶことができました。

留学の動機

自分自身で団体を立ち上げて日本でワークショップを企画・運営する中、活動を持続可能にする難しさに直面していました。そこで、社会課題解決とビジネスをいかに両立させるかを現場で学びたいと考えました。
カンボジアで13年間持続している現地企業でのインターンを通じ、企業という側面から教育や社会課題にどう向き合い、価値を創出し続けているのか、その実践的なマネジメントや仕組みを学びたいと思ったことです。

成果

大型商業施設で5つのワークショップ企画・運営補助に携わり、2日で最大4500人を動員しました。
小児がん病棟では6回の運営補助に加え、2回を自ら企画、1回はメインで運営を完遂しました。
これらの現場を通じ、制約の中でも対象者と同じ目線に立ち、人のために「空間」を創り出す面白さを再確認しました。どんな環境でも人を大切にし、持続可能な形で社会課題と向き合う姿勢を得たことが最大の成果です。

ついた力

限られた条件から笑顔を生み出す力

小児病棟での材料制限といった厳しい制約や、前提条件が覆る不確実な環境下において、現状の課題を俯瞰し、限られたリソースで対象者に最適な価値を提供する力です。
ワークショップの企画やイベント運営を通じて、困難な状況でも目的を見失わず、周囲を巻き込んで泥臭くプロジェクトを前進させる経験から身につきました。

今後の展望

留学を通じて持続可能な社会課題解決を現実にするためには、想いだけでなくビジネスとしての仕組み化と現場に寄り添うマネジメントの両輪が不可欠だと痛感しました。
今後は教育や表現を軸に、国内外を問わず、様々な環境下で埋もれているニーズを汲み取り、形にする企画・マネジメント・場づくりの道に進みたいと考えています。
どんな制約の中でも人と人をつなぎ、新たな価値と空間を創り出せる存在を目指します。

留学スケジュール

2025年
8月~
2026年
7月

カンボジア(プノンペン)

現地株式会社(Social Compass)でのプロジェクトマネジメントインターンとして、現地の小児医療センターや孤児院での教育・アート支援活動を行いました。

インターン先では、現地のカンボジア人スタッフとの協働やディスカッションを通して、異文化環境下でのワークショップ遂行や「制約の中で価値を生み出すクリエイティビティ」という観点で様々なインスピレーションや学びをいただきました。

また、留学期間中に私が企画・立案した七夕をテーマにしたアートワークショップを、ジャパンハート アジア小児医療センターの小児患者の皆様に体験していただき、厳しい制約(液体の使用不可など)の中でアートが子どもたちや保護者にもたらす心理的効果を実践を通して評価させていただく機会を得ることができ、その結果をレポート記事としてまとめさせていただきました。
加えて、自主的な活動として、現地の孤児院の子どもたちとの交流(共同生活や対話など)を行い、カンボジアの教育現場を取り巻く社会背景や環境、子どもたちに本当に必要な支援について肌感覚で学ぶことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

1,500 円

項目:食費月額

20,000 円

小児がん病棟におけるワークショップの様子。
大型商業施設で、粘土を使って家をつくるワークショップ。
高校の修学旅行に同行し、162人でワークショップ。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

1,500 円

項目:食費月額

20,000 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

カンボジアでの生活は、日本とは全く異なる文化が入り混じる、刺激的でカオスな体験の連続でした。お寺でお祈りをしていただいたり、小学生のお坊さん見習いと一緒に托鉢をして回ったり、時には自らトゥクトゥクを運転し、見たこともない現地の料理に挑戦したりと、自ら現地の日常に飛び込みました。

そこで得た最大の学びは、「違い」を受け入れる心の姿勢です。当初は異文化の壁を感じることもありましたが、違いを意識して距離を取るのではなく、その文化や価値観がなぜ生まれたのかという背景を知ろうと踏み込むことで、単なる違いが「納得できる違い」へと変わり、心から相手を受け入れられるようになりました。

この時培った、相手の背景を想像したり実際に話を聞くことによって違いを理解しようとする姿勢は、現在の国際交流や多様な人々との協働において、私自身の揺るぎない軸となっています。

お寺にお邪魔してお祈りをしていただきました。
トゥクトゥクを運転しました。
お坊さんの見習いの小学生と。

ココでしか得られなかった、貴重な学び

この時期にカンボジアへ留学して、特にタイとの紛争が話題に上がっていた2025年末から2026年にかけては、ナショナリズムに立ち会ったりなど、多くの貴重な学びを得ることができたと思っています。

タイによる遺跡の破壊や生活居住区域での爆撃によって各地方から逃げてきた人々がいたり、タイの国旗に大きくバツを付けて走るトゥクトゥクが増えました。
特に胸を締め付けられたことは、何人かの子どもたちに夢を聞いた際に、ほとんどが「兵士になりたい」と答えていたことです。

社会情勢が子どもたちの夢や日常をいかに容易く塗り替えてしまうのかという残酷な現実を突きつけられ、教育支援や社会課題の根深さについて、考えを根底から揺さぶられる貴重な学びとなりました。

シェムリアップ市内に2日かけてつくられた巨大なウォールアート

周囲と違う道を歩む不安と、覚悟の事前渡航

  • 単位・留年 : 休学・留年

同世代の友人たちが進学や就職へと駒を進める中、休学して彼らとは違う道を歩むことに対しては、やはり強い不安や焦りがありました。
しかし、「自分が本当にやりたいことを現場で極めたい」という情熱が、その不安を上回りました。私はこの葛藤の解決策として、「結果を待つ」のではなく「自ら環境を取りにいく」ことを選びました。奨学金の合否が出る前の4月には自ら休学を決断し、カンボジアへ渡航して自力で活動先を開拓するという圧倒的な行動を起こすことで、周囲との比較による不安を、自分自身の揺るぎない覚悟と自信へと変えていきました。

実際にワークショップのお手伝いをさせていただいていました。

ボディーランゲージで話せばどうにか伝わる!

  • 語学力 : その他の言語

現地で直面した最大の壁は言語です。英語も拙く、現地語(クメール語)は全く分からない状態だったため、当初は意思疎通に大きな課題がありました。そこで私は、語学力そのものを補うために「毎日屋台に出向いて現地のローカルフードをたくさん食べる」「拙くても現地の言葉を必死に覚えようとする姿勢を常に見せる」など、人と交流するための行動を徹底しました。
すると、その熱意や愛嬌を現地の方々が面白がって受け入れてくれ、直々に言葉を教えてもらうなど多くの機会に恵まれました。言葉が通じない不確実な環境でも、相手の懐に飛び込む姿勢があれば道は拓けるのだと学びました。

クメール語で話しかけてくる子供たち
インターン先の皆さんと。
お誕生日も祝ってくれた屋台のおばちゃん

留学前にやっておけばよかったこと

やはり英語および現地語の事前学習です。現地では、ローカルフードを積極的に食べたり学ぶ姿勢を見せたりする泥臭い行動力でコミュニケーションの壁を越え、信頼関係を築くことができました。しかし、もし渡航前にもっと言語の土台を作っていれば、活動の初期段階からニュアンスの深いディスカッションができたはずだと感じています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、決して計画通りには進みません。制約やプレッシャーに直面することもあるはずです。しかし、計画が崩れたところからが本当のスタートなのだと気づきました。
予定外のトラブルやカオスな環境を嘆くのではなく、ぜひ自らその環境に飛び込んでみてください。言葉の壁があっても、意思疎通をはかろうとする姿勢があれば、必ず助けてくれる仲間に出会えます。何があっても無理せず頑張ってください。応援しています。