デンマーク(コペンハーゲン)
自転車都市コペンハーゲンで、コンパクトシティと自転車利用の関係を探究しました。自転車用の道路や信号が整備されていたり、前に大きなかごが付いたカーゴバイクで子供を6人乗せた人がいたりと、自転車環境は日本と全く違うものでした。中心市街地では環状の地下鉄やバス路線が充実した本数で運行されていて、そこから郊外へ放射状に延びる鉄道網の周りに市街地が形成され、車に依存せず移動できるコンパクトシティだと感じました。留学中の移動はほとんど自転車で行い、遠い場所には電車で行けたので、こんなに住みやすい街なのかと感動しました。自転車と公共交通の連携については、鉄道に自転車を持ち込めたり、駐輪場が駅付近に整備されていたりと、留学前から知っていた取り組みが目立ちました。留学して分かったことは、自転車を運ぶために駅にエレベーターが整備されていることや、改札がない(スマホで切符を買い、車掌さんに見せる方式)ので持ち込みやすいことです。また、日本の郊外店舗などと異なり店舗に駐車場がなく、入口が歩道に面しているため、自転車を降りてすぐ店に入れることも気づきました。このようなことは行ってみないと分かりにくいので、留学する際は調べたこと以外の事を観察する力が重要だと思いました。
自転車の普及にはインフラ整備だけでなく、自転車への関心も必要だと考えたので、Cycling Without Ageというボランティア活動に参加し、コペンハーゲン市民にとっての自転車がどのようなものであるか調べました。この活動は、専用の自転車に高齢者を乗せて街を走る活動です。当初は実際に運転する予定だったのですが、操縦が難しく、活動を日本に紹介する動画の作成をすることになりました。自分の自転車で活動に帯同し動画をとったり、インタビューしたりする中で、自転車に対する気持ちが変わってきました。風を感じ、自分の足で移動することで、ちょっとした移動が楽しくなったと感じます。Cycling Without Ageでは、自転車が年代を問わない交流を作り出します。自転車の持つ可能性を日本で多くの人に知ってもらうことが、自転車の普及に必要だと分かりました。