留学内容
途上国での国際保健というと、医科、薬学、看護などの分野からの貢献が多く「歯科」は極端に少ない。その理由として「歯」は命に直接的な関与の無い緊急性の低い分野だからと言われている。 その真偽を確かめるべく、今回国際保健の学習とアフリカでのインターンをした。
最終更新日:2020年06月19日 初回執筆日:2020年06月19日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
途上国での国際保健というと、医科、薬学、看護などの分野からの貢献が多く「歯科」は極端に少ない。その理由として「歯」は命に直接的な関与の無い緊急性の低い分野だからと言われている。 その真偽を確かめるべく、今回国際保健の学習とアフリカでのインターンをした。
私の夢は、「国際歯科保健」を力強く推進する日本人グローバルリーダーになることである。つまり、発展途上国に住む人々の口腔保健に寄与し、さらには彼らの前身の健康を促すスペシャリストになることだ。 この夢への第一歩として今回の留学を行った。
コペンハーゲン大学の主催するGlobal Health Challengesというサマーコースに参加し国際保健に関して学んだ。その後、マラウイにて日本のNGOであるISAPHという団体のインターン生として1ヶ月活動をして8つの歯科医院、大学を訪問し治療を見学すると同時に、6つの村で合計60人を対象に歯科口腔保健に関する調査を行った。
自分の進む道に自信をもつ力
インターンシップ前は、マラウイ人の口腔状態はいいものだと予測していた。村人の口腔状態は想像以上に好ましくない。歯科分野はエイズ、マラリア、結核のように命に直接関連しないという理由で重要性が認知されないいのが現状だ。しかし歯科は命の脅威になる分野ではないかもしれないが、美味しく食べて、楽しく会話をするなどの生活の質に直結する分野だ。
WHOでのインターンシップに決定!スイスのジュネーブで2ヶ月間修行の末、最終的には海外の大学院に進学したい。
2016年
8月~
2016年
9月
コペンハーゲン大学の主催するGlobal Health Challengesというサマーコースに参加し国際保健に関して学んだ。その後、マラウイにて日本のNGOであるISAPHという団体のインターン生として1ヶ月活動をして8つの歯科医院、大学を訪問し治療を見学すると同時に、6つの村で合計60人を対象に歯科口腔保健に関する調査を行った。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
マラウイで調査をした際に初めは上手くいかなかった。60人ランダムサンプリングをして、その対象者の家を探すことはもちろん、家が見つかっても不在にしているなどで初日は上手くいかなかった。調査に時間がかかり受け入れNPOの通常の業務時間が遅くなることさえあった。初日に調査をした村人から「あの若い日本人は質問だけして帰って行った」という意見や、初日は口の中を見せて欲しいと言って訪問をしたが「嫌だ」と断られることも多かった。よく考えたら日本でもアンケート調査後には粗品をあげるし、外国人が来て口を開けてくださいといっても(そもそも歯科医院に通ったことのない人々)抵抗を示すのは理解できた。次の日から、粗品を準備し村の人々が答えやすい質問にアンケート内容を変更した。また現地スタッフに協力してもらい道案内をする役目の人を雇うことになった。初めは村の人に物を与えることは「援助慣れ」を助長するだけの悪い方法だと考えていたが、向こうがアンケートに答える時間を取ってくれているということを尊重するべきなんだと実感した。上手くいかないことでも、少し工夫をしたり、いろいろな方にアドバイスをいただくことで最終的にはアンケート調査は上手くいった。この経験は、自分の自信にもつながったように感じる。
マラウイで調査をした際に初めは上手くいかなかった。60人ランダムサンプリングをして、その対象者の家を探すことはもちろん、家が見つかっても不在にしているなどで初日は上手くいかなかった。調査に時間がかかり受け入れNPOの通常の業務時間が遅くなることさえあった。初日に調査をした村人から「あの若い日本人は質問だけして帰って行った」という意見や、初日は口の中を見せて欲しいと言って訪問をしたが「嫌だ」と断られることも多かった。よく考えたら日本でもアンケート調査後には粗品をあげるし、外国人が来て口を開けてくださいといっても(そもそも歯科医院に通ったことのない人々)抵抗を示すのは理解できた。次の日から、粗品を準備し村の人々が答えやすい質問にアンケート内容を変更した。また現地スタッフに協力してもらい道案内をする役目の人を雇うことになった。初めは村の人に物を与えることは「援助慣れ」を助長するだけの悪い方法だと考えていたが、向こうがアンケートに答える時間を取ってくれているということを尊重するべきなんだと実感した。上手くいかないことでも、少し工夫をしたり、いろいろな方にアドバイスをいただくことで最終的にはアンケート調査は上手くいった。この経験は、自分の自信にもつながったように感じる。