留学内容
留学のテーマは、移民とはどのような存在だと各地で認識されて、どのような生活・問題をもっているのかを現地調査し日本で応用できないかを考えること。自分自身日系ブラジル人であり、捉え方によっては移民者であると考えることが増え、日本での生活・制度に少し違和感を覚えたのがきっかけである。
実際に計画を立てる際には、その国の移民センターや大学関係の先生にアポを取り一緒に調査したり、海外に住んでいる日本人はどうなのかと疑問を持ったため日本人学校に行き授業のお手伝いをしながら質問紙調査を行えるように心がけた。
結果的には、公私共に満足行く結果となった。移民センターの場合スペインの国柄か、仕事をあまり上手く進めることが難しかったが、最後には現地の移民状況を知れたから満足である。大学関係の先生については、時間が合わず一緒に行動することはできなかったが授業に出たり資料、論文を読ませてもらえた。日本人学校は、児童に直接授業することができ教師・児童共に質問紙調査を行うことができたため個人的には良いデータが得られた。語学学校では、最初の半年間は週4日で通い勉めていたが「これ以上ここでは上がらない」と考え、失敗しても大丈夫だと自分から積極的に話していくうちに、言語については気にならなくなった。大学での履修授業は多少なりともわからない単語や授業形式につまずくことがあっても平気だった。