留学内容
「今後日本でいかに市民活動(地域での人のつながり)を活発化させるか」をテーマにボランティア参加率が高く、幸福度ランキングも上位のフィンランドで留学を決意した。ヘルシンキ大学ではVisiting Studentとして社会科学学部に所属し、北欧の福祉システム、ソーシャルワーク、障害学などの福祉学の授業、更にはポピュリズム、異文化コミュニケーションなど幅広く授業を履修し、北欧型福祉国家の歴史や現在の課題点などを学んだ。また2018年3月からは大学の授業がない日を中心に、Kansalaisareena(市民アリーナ協会)というフィンランドのボランティア活動やピアサポートの統括組織である非営利団体にてCampaign and Event Organizer(ボランティアメンバー)としてイベントの企画や運営に携わらせて頂いた。市民アリーナ協会でのボランティア活動や、団体の職員や地域ボランティアメンバーとのコミュニケーションを通して、フィンランドでの市民活動の状況をより理解できた他、同時に今後地域で更に市民活動を盛んにすることの難しさなども実感した。その他Finnish Red Crossでのボランティア活動、またフィンランドに来て日本のメンタルヘルスケアの遅れを強く感じるようになり、7つのメンタルヘルスケア団体にインタビューや訪問をさせて頂き、メンタルヘルスの地域ケアについても学んだ。