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ヒロ

出身・在学高校:
京都外大西
出身・在学校:
立命館大学
出身・在学学部学科:
政策科学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月13日 初回執筆日:2019年11月13日

民主主義をアップデートするための学び留学

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 国立台湾大学・政治学部
  • 台湾
  • タイペイ
留学期間:
10カ月
総費用:
900,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOCFL-B2ランク>

留学内容

僕は民主主義をアップデートするための学びを得るために、2つの実践活動を行いました。1つ目は、台湾、香港、日本の三大学間を、スカイプを用いオンラインで繋ぎ、民主主義に関するテーマでディベートを行う三大学オンラインディベートです。このディベートを開催した目的は各地域の若者の民主主義に対する考え方を知ることです。ディベートを通して、他国の学生の政治参加に対する意識の高さを知ることができました。二つ目の実践活動として、「若者×民主主義×政策」をテーマに、現地でインタビュー調査を行いました。上述のテーマに関する質問を台湾の大学教授や活動家、学生達にインタビューを行いました。このインタビューを通して、自ら政治や社会について考え行動する人を増やすこと、つまり政治参加の人数を増やすのと同時に、その質を高めることも考えなければいけないという視点を学ぶことができました。
 

留学の動機

僕は入学当初から、若者の政治参加率が低いといわれている日本の現状に対してこのままでいいのかという問題意識を持ち始めました。そして、この問題意識に対する自分なりの答えを見つけ、将来は民主主義をアップデートする人材になりたいと志しました。そこで、僕は若者の政治参加率が高い台湾で、民主主義を肌で感じ、学び、経験することでこの問題意識に対する回答えを得ようと考え、留学を決意しました。

成果

僕は台湾で実践活動を含む様々な経験をした10カ月を通して、社会や政治を自分事として捉える、社会解決のために行動することの重要性を感じました。僕はこの学びから、日本でも多くの若者が社会問題や政治を自分事として捉えられるようになるにはどうすればいいのかを追求していきたいと考えています。

ついた力

飛び込み挑戦することを楽しむ力力

台湾という新しい環境に飛び込んだことで、沢山の困難に遭遇しました。ですが、その困難を乗り越えるために挑戦を続けていると、ある偶然から新たな道が道が拓けるということを幾度か経験しました。今思い返すと、多くの学びは偶然から得たものであったと思います。この偶然を起こすために、まず飛び込み挑戦することが重要だと思えるようになりました。

今後の展望

今後、僕は社会の課題解決に自ら取り組む人の数を増やす活動をしていきたいと思っています。行動する人を増やすには、自分が台湾で出会った人達からこの学びが得られた経験から、人がつながることが重要だと考えています。特に、コミュニティがキーワードだと考えています。なので、今後はコミュニティによる課題解決に関する学びを深めていきたいと考えています。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
6月

台湾(台北)

台湾大学では朝は中国語を学び、午前に専門教科の授業にでて、午後から実践活動の準備を行うという生活を送っていました。実践活動では、インタビュー調査とディベートの開催を行いました。ディベートの開催では、台湾人の友人4人に一カ月程設備の確保からディベートの準備まで様々なことを手伝ってもらいました。途中で、準備が滞ることもありましたが、彼女たちのサポートのおかげで無事にディベートを開催することができました。この活動を通して、改めて人に頼ることも時には重要であるということを感じました。インタビュー調査では、学生や大学教授、活動家の方たちにお話を伺いました。そのインタビューから、民主主義をアップデートするためのいくつかのヒントを学ぶことができました。これらの活動は、多くの人達のサポートのおかげで実行することができました。活動を通して、人との出会いに感謝し、その大切さをとても強く感じました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

オンラインディベートの様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

僕は留学中、ある学内イベントに参加しました。そのイベントでは、参加者が全員スカートをはき、スピーチをしたり、楽しそうに写真をとったりしていました。このイベントは、全員でスカートをはくことで、LGBTの人達の権利を保障する必要がある、というメッセージを発信するという趣旨で開催されていました。僕はこのイベントが全て学生によって運営されていることに驚きました。その学生にイベントについての話を聞くと彼らは、「自分たちがよりよい社会を実現するために行動する必要がある、その第一歩として大学から変えていくんだ」という旨の話をしてくれました。僕はこの話を聞いて、彼らが社会を自分事として捉えているということを強く感じました。そして、日本にもこのように社会を自分事として捉える人を増やすことが、民主主義をアップデートすることに繋がるという発想を得ることができました。

LGBTイベントの様子

中国語学習環境について

  • 語学力 : その他の言語

僕は大学入学当初から、日本の若者の政治参加率が低いといわれている現状に対してこのままでいいのか?という問題意識を持ち始めました。そして、この問題意識に対する自分なりの回答を見つけ、将来民主主義をアップデートする人材になりたいと志しました。そのような人材になるために、僕は若者の政治参加率が高い台湾で民主主義を肌で感じ、学び、経験することでこの問題意識に対する回答えを得ようと考え留学を決意しました。
僕は留学当初中国語が初級者レベルだったので、沢山の困難がありました。ですが、台湾大学にある中国を学ぶ環境を活用することで、後期には問題なく生活でき、かつ実践活動も行えるようになりました。まず、台湾大学では留学生ならば全員、毎朝二時間程の中国語のクラスを受講することができます。クラスのレベルも初級~高級まで約7段階あるので自分に合ったレベルのクラスを受講することができます。このクラスを受講することで、僕の中国語能力確実に伸びたと思います。
また、サークルに参加することも一つの方法だと思います。台湾大学には多種多様なサークルがあります。また、学部ごとのサークル等もあるため、自分に合ったサークルを見つけることができます。サークルに入り、日常的に楽しく中国を使う機会を作ることも中国語の能力を伸ばすことに繋がったと思います。
更に、台湾大学には日本語を扱える学生が多くいるので、いざという時に頼れる友人を見つけておくことができます。日本語を扱える学生は学内の団体を通して、見つけることができます。僕は実践活動でどうしても通訳が必要だった時に、学内の団体を通して通訳を頼める友人を見つけることができました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学では、しんどい時や大変な時もあります。ですが、僕はその困難に挑戦することで新たな目標が見えてきました。その挑戦の過程で思いもしなかった学びを得られたからです。留学中に起きた偶然から、多くの事を学ぶことができました。僕は計画された事を行っていくのと同時に、留学中に起こる偶然を楽しむことが大切だと感じました。「偶然を楽しむ」このメッセージが皆さんのお役に立てれば幸いです。