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ほのか

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留学中の出来事を毎日投稿しているので、ぜひ見てください!
トロント大学のプログラムに興味がある方は、気軽にメッセージしてください


最終更新日:2025年10月14日 初回執筆日:2025年10月14日

カナダで探る食とメンタルヘルス

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・大学の理系プログラム
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University of Toronto Pre-University Program
  • カナダ
  • トロント
留学期間:
3週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 410,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 ネイティブレベル<TOEFL95点> ネイティブレベル<TOEFL109点>

留学内容

カナダのトロント大学で3週間の高校生向けプログラムに参加しました。
理系分野での学習を目的とし、University of Toronto Pre-University Advanced Academic ProgramでApplied Mathematics in StatisticsとSciences Across the Spectrumの2つの授業を毎日3時間ずつ受けました。

探求活動では食とメンタルヘルスの関係を調べるために、毎朝朝食のメニューとその日の気分を記録しました。また、空き時間にスーパーへ行って食文化を比較したり、高校生の朝食習慣のアンケートを日本とカナダで行いました。

留学の動機

小学生の頃、フィリピンに2年間住んでいた経験から、海外での生活に憧れを抱いていました。
高校1年生の頃から留学に興味があり、「トビタテ!留学JAPAN」への応募も考えていましたが、課外活動との両立が難しく、行動に移せずにいました。
しかし、将来は海外の大学で理系分野を学びたいと考えており、進学前に英語環境で理系の授業を体験したいと思い、高校最後の夏に留学することを決心しました。

成果

アンケート調査では、日本国内で100人以上、世界14カ国の高校生から回答を得ることができました。
分析の結果、多民族国家であるカナダでは、果物や多文化的な食品を手軽に選べる環境が朝食の満足度やメンタルヘルスの向上に関係していることがわかりました。一方、日本の朝食は白米や食パンなど主食中心で単調になりやすく、食材の多様性が少ないことが課題であると考えられます。

ついた力

力を抜いて生きる力

ウズベキスタンの友人に「日本人は自分に厳しすぎる」と言われたことをきっかけに、肩の力を抜いて生きる大切さに気づきました。規則に縛られすぎると、自分の意思を見失ってしまいます。ルールを守ることは大切ですが、ときには少し気を抜いて、自由に楽しむことが大事です。トロントでの経験を通して、どんな出来事も最終的には自分にとって有意義な結果につながると気づきました。

今後の展望

今回のトロント大学での経験を通して、海外大学に進学したいという気持ちがさらに強まりました。
世界中から集まる高い志を持つ生徒たちと高度な議論を交わしながら、新しい知識を学び、挑戦し続けたいと考えています。
将来的には、脳科学と情報科学という私の関心分野で最先端の研究が行われているカナダの大学に進学し、研究者として世界に貢献できるようになりたいです。

留学スケジュール

2025年
7月~
2025年
8月

カナダ(トロント)

トロントはカナダ東部のオンタリオ州に位置する都市で、私はトロント大学のNew College Residenceで生活していました。キャンパスはイギリスのオックスフォード大学やケンブリッジ大学と提携して建設されたもので、建築物のすべてが美しく、歴史を感じさせるものでした。

平日は毎日、2科目の授業を3時間ずつ受けていました。数学の授業では、博士課程の先生による統計学の講義やPythonを用いた実習、グループ発表などを行いました。一方、理科の授業では、担当の先生の幅広いネットワークを活かし、さまざまな大学教授によるレクチャーを受けたり、トロント大学内の研究施設を訪問したりしました。DNA抽出や電気泳動法、電導体や電磁波に関する実験など、実践的な体験を数多く行うことができました。

授業後には午後のアクティビティがあり、大学生が主催するイベントへの参加や、トロント市内の水族館、野球観戦、CNタワーへの観光などを楽しみました。日没が午後8時半ごろと遅いため、毎日11時近くまで活動があり、充実した一方でとても疲れました。

週末にはプログラムの一環として、ナイアガラの滝やトロントアイランド、遊園地のCanada’s Wonderlandを訪れました。移動中のバスで音楽をかけ、友人たちと歌った時間は今でも忘れられません。空き時間には友達とショッピングやピクニックを楽しみ、緑豊かなトロント大学のキャンパスで思い出をたくさん作ることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

トロント大学の校舎
友達とのピクニック
授業の様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

最終日には友達とトロント大学のTシャツを交換し、互いにメッセージを書き合いました。涙を流しながら書いてくれたそのTシャツは、今でも部屋に飾っています。出会ったすべての友人の想いが込められたこのメッセージは、私にとってかけがえのない宝物です。

また、とびたて日記にもお世話になった先生や友人からメッセージをもらいました。中でも、数学の先生が書いてくださった “Thank you for being such an exceptional student.” という言葉が忘れられません。世界トップレベルの大学でこのように認めてもらえたことは、大きな自信と励みになりました。来年、大学生としてこの場所に戻り、さらなる学びに挑戦したいと思います。

友達のメッセージが書かれたTシャツ
先生からのメッセージ

留学中の日本人との付き合い方

  • 周囲の説得 : 恋人・友人

私が参加したトロント大学のプログラムでは、日本人の参加者が多く、トロント到着時には空港に約100名ほどの日本人がいました。多くの日本人は英語を重視した International English Program に参加していましたが、私が受けた Advanced Academic Program にも約3割が日本人でした。このような環境の中で、どのように友情関係を築き、保っていくかが私の悩みの一つでした。

特に、日本人の友達の多くは高校1〜2年生と年齢が離れており、同年代の海外の友達とは文化の壁を感じることもありました。その二つの友情関係を両立することは簡単ではありませんでしたが、最終的には私を含む日本人5人と海外の友達3人を含む大きなグループができました。

その中で私が最も意識したのは、「常に英語で話すこと」です。海外の友達の前ではもちろん、日本人同士でもできるだけ英語で会話するように心がけました。こうすることで自然と英語環境に馴染み、日本人・外国人という壁を意識せずに関係を築くことができたと思います。この経験を通して、留学では殻を破り、自ら環境に踏み出す小さな努力こそが大切だと実感しました。

日本人で踊ったソーラン節
大好きな8人の友達
セネガル、ウズベキスタン、トルコの友達

留学前にやっておけばよかったこと

①カナダは空気がとても乾燥しています。私も皮膚が悪化して炎症を起こしました。ワセリンや薬などを持っていくことをお勧めします。
②カナダのスーパーで買えるシャンプー類や洗濯洗剤は量が多いです。短期間の滞在なら日本から少量のものを持っていく方がいいと思います。
③カナダは日差しが強いです。日焼け止めを塗っていても数時間外にいると肌焼けます。帽子や日差し対策を入念にすることをお勧めします。

これから留学へ行く人へのメッセージ

やりたいと思うことがあるなら、早めに行動することが大切です!
留学に興味がある人は、国を調べることでも、プログラムや奨学金を調べることでも構いません。まずは小さな一歩を踏み出してみてください。
特に、高校での留学は「今」しかできない貴重な経験です。大学での留学とは全く違う学びや出会いがあります。
だからこそ、この瞬間にしかできないことに思いきって挑戦し、最大限に楽しんでください!