留学内容
2015年9月から2016年4月まで、カナダ・プリンスエドワードアイランド州にある、プリンエドワードアイランド大学に交換留学し、Diversity and Social JusticeとAnthropologyを専攻した。
最終更新日:2017年01月31日 初回執筆日:2017年01月31日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
2015年9月から2016年4月まで、カナダ・プリンスエドワードアイランド州にある、プリンエドワードアイランド大学に交換留学し、Diversity and Social JusticeとAnthropologyを専攻した。
日本のジェンダー不平等に大きな関心があったので、ジェンダー平等の先進国であるカナダで、女性の社会進出について学びたいと考えた。また、日本の大学では、異文化コミュニケーションと通訳を専攻しているので、英語力を伸ばすとともに、この専攻に必要な多様性に関する知識を深めたかった。そして、将来自分がなにをしたいのか全くわからなかったので、考える時間が必要だと思い、留学を決意した。
Social Constructionismという最新の考え方を学び、議論することができた。社会の当たり前に疑問を投げかけ、既存のシステムや概念がいかに不平等を生み出しているか気づくことができた。また、国籍、性別、人種、民族などのカテゴリを取り払って他人と向き合うことの大切さを学んだ。多様性を受け入れるためには、個性を尊重し、ありのままを受け入れる強さが必要だと感じた。
行動し、表現し、自分を受け入れる力
一歩踏み出す勇気を得ることができた。自分から動かない限り、人生を充実させることはできないと気づいた。また、プレゼンや記録を残すことを通じて、学んだことを言語化する力も身についた。そして、カナダで出会った教授や友達がありのままの私を受け入れてくれたので、人と比べず、自分らしく生きようと思えた。
留学してから、多様性を実現する制度をつくるのではなく、多様性を認め合い、その実現のために行動する人材を育てたいと思うようになった。今はhuman resourceの仕事に興味がある。ゆくゆくはカナダに戻って、修士号取得にために大学院へ進みたい。
2015年
9月~
2016年
4月
大学で講義を履修するとともに、教会の子どもクラブと大学のフードバンクでボランティア活動を行う。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 60,000 円 |
生活費:月額 40,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 60,000 円 |
生活費:月額 40,000 円 |
わたしにとって留学は「徹底的に自分と向き合う時間」であった。渡航前は、将来何がやりたいのか良くわからなかったが、留学を通じて少しずつ見えてきた。これは、留学中に学び、考え、議論しつづけたこと、多様な価値観に触れ、実は選択肢がたくさん存在することに気づいたこと、そして自分にとって大切なものや軸が定まったことが関係しているように思う。留学中、気づいたことや感じたことを言葉にし続け、それを誰かと共有し、考えることをやめなかった。異文化の中で生活することで、感受性がさらに高まり、思考も深まったと思う。また、広い世界を見たことで、もっと自由に生きて良いと気づき、やりたいことをやろうと決意した。そして、留学中、メンター、教授、カナダの友人、交換留学をしていた友達、トビタテ生など本当にすばらしい人々に恵まれたおかげで、お互いに励まし合い、支え合うことができた。彼らとの交流を通じて、私にとって大切なことを再度確認することができた。
留学しようと決心したものの、費用がとても大きな問題だった。カリキュラムの関係上、5年間で卒業することになり、かかる学費も私立大学なので多額だった。そこで、徹底的に奨学金を調べ、トビタテ!留学JAPANに応募した。書類を作成する時には、留学先でやりたいことや自己アピールなどをしっかり考え、周りの人に添削をお願いして、何度も書き直した。1次審査を通った後は、プレゼンやディスカッションに備えるために、データを調べて、わかりやすい資料を作り、何度も練習した。わたしが留学しなくて誰がする!と強い思いを持って二次審査を受けた結果、無事突破できた。なぜ自分が留学したいのか、どうしてそのことを学びたいのか、そして将来どういかしたいのか、徹底的に考え、周りの人に伝え、決してあきらめないことで、チャンスは巡ってくると思う。情熱を持ち続けることが何より大切!
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