留学内容
<テーマ>「 多文化主義の聖地カナダで多文化共生を学ぶ!」
移民国家であるカナダで多文化共生を学び、日本での実現方法を導き出す
<計画>
前期:マギル大学での勉学と語学力のブラッシュアップに専念。履修科目は多文化教育、ケベック州の教育制度、アカデミックライティング等。
後期:大学での勉学に加えて、移民難民支援機関でのボランティアで世界各国から来た子供たちと触れ合う。履修科目は、バイリンガリズムの言語学、日本文化、ジェンダー等。
<結果>
日本の"多文化共生"の意味合いは、そもそも間違っていたのではと思い、自分で再定義した。日本の多文化共生は主に、”国籍の違う人々がいかに互いの文化を認め合って共に生きるか”を指す。しかし、実際カナダで学んだところ、”文化”はもっと個人的な事象にも存在し、障害やLGBTQ、個々の多様な価値観などを広く含むべきで、「多様な個々人が互いの違いを認め合い自分らしく生きる事」が多文化共生であるという結論に至った。日本の多文化共生の意味合いがカナダとズレている事に気づいた時は、アプローチ方を見失い焦りを感じたが、「多文化共生=日本社会と外国人」という既成概念を捨て、”多文化共生の本質とは何か”と粘り強く考えた。その結果、自分なりの定義にいたる事が出来た。これから卒業論文として研究を続け、真の多文化共生を日本で実現する道を模索していく。