小林ゆりの

出身・在学高校:
学校法人上智福岡中学校高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2026年07月13日 初回執筆日:2026年07月13日

カナダでカササギの観察!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・野鳥観察・フィールドワーク
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • GlobalVillage Calgary
  • カナダ
  • カルガリー
留学期間:
約1ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

小学5年生から観察を続けているカササギについて、日本とカナダの生態の違いを調べるため、カナダ・カルガリーに約1ヶ月留学しました。午前中は語学学校に通い、午後は主に市街地や自然公園で毎日カササギの観察を実施し、生息数や巣の位置、行動を記録しました。また、現地大学の研究者へのインタビューを行い、カササギの歴史や文化、人との関わりについても学びました。休日には、自然保護団体Nature Calgaryのフィールドワークに参加し、野鳥観察を行いました。さらに、現地の人々へのアンケート調査を行い、日本とカナダでのカササギに対する認識や交流経験について比較・分析しました。

留学の動機

小学5年生の頃から自宅近くに巣を作ったカササギを観察し続け、人間とコミュニケーションを取るような賢さやカササギの家族愛の深さに魅了されてきました。調べる中で、カナダ・カルガリーには多くのカササギが生息していることを知り、「自然環境が違えば生態や人との関わり方も変わるのではないか」と考えるようになりました。日本での観察を世界へ広げ、調査してみたいと思いこの留学に挑戦しました。

成果

カルガリー市内や国立公園で継続的なフィールドワークを行い、1か月でカササギ193羽と13個の巣を確認しました。分析した結果、森林内部よりも森林と住宅街の境界部に多く生息する傾向が見られました。また、日本と同様に人の呼びかけに反応し鳴き返す個体や人の後をついて歩く個体も確認できました。さらに、13か国48名を対象とした意識調査では、カササギに対する印象や文化的な捉え方が異なることが分かりました。

ついた力

人を巻きこむ力

留学前に、カササギ研究の第一人者江口先生に観察のアドバイスをいただきました。現地では、マウントロイヤル大学のHouston先生に、カササギに関する歴史的な文献について直接お話を伺いました。自然保護団体でのバードウォッチングで野鳥愛好家と交流、アンバサダー活動を通して知り合った地質学や建築学の研究者の方へも野鳥との共生についてインタビューを行いました。現地での思いがけない出会いで学びが広がりました。

今後の展望

今後は今回の調査結果を日本での観察記録と比較・分析し、研究をさらに深め、人と動物が共存できる社会づくりに貢献したいです。さらに、カササギのような知能の高い鳥が持つ未解明の能力やコミュニケーションについて研究し、新たな発見につなげたいと思います。そして、今回の留学で広がった世界とのつながりを大切にしながら、国や文化を越えて人と人、人と自然を結ぶ「世界の渡せる橋」となれる研究者を目指します。

留学スケジュール

2025年
7月~
2025年
8月

カナダ(カルガリー)

留学中は、毎日カルガリー市内やプリンスアイランドパークでカササギのカウントや巣の探索を行い、鳴き声や行動を継続的に記録しました。マウントロイヤル大学では研究者へのインタビューを実施しました。また、Nature Calgary主催のバードウォッチングに参加し、地元の野鳥愛好家の方々と交流して、カナダの野鳥やカササギの生態に関する学びを深めました。Inglewood Bird Sanctuaryでは、多様な野鳥や野生動物が生息する自然環境を観察し、学芸員の方にインタビューを行いました。最後にはバンフ国立公園でも観察を実施し、収集したデータを整理・分析して、日本との生態の違いについて考察を行いました。
アンバサダー活動では、カルガリー日本文化協会のイベントで、約50名の方に合気道のデモンストレーションを行いました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

MRUでのインタビュー
自然保護団Nature Calgaryでのバードウォッチング
InglewoodBirdSanctuaryでのインタビュー
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

留学中、一番印象に残っている出来事は、アンバサダー活動での交流イベントで偶然トビタテの先輩(高校8期生)に出会えたことです。その先輩は高校時代にトビタテでカルガリーへ留学し、現在はその夢を叶えてカルガリーの大学で学んでいます。先輩は私のカササギに関する意識調査にも協力してくださり、大学の友人にも声をかけてくださいました。そのおかげで13か国48名から回答を集めることができ、世界中のさまざまな価値観に触れる貴重な機会となりました。「トビタテが人と人をつなぐ架け橋になる」ということを、身をもって実感した出来事でした。
また、バンフ国立公園では世界で最も美しいと言われるモレーン湖・ルイーズ湖に行き、エメラルドブルーの水と湖面に映る雄大なロッキー山脈の景色に圧倒されました。
トビタテの留学で素晴らしい人、鳥、景色と出会い、私の世界は広がりました。

アンバサダー活動で合気道のデモンストレーション
バンフ国立公園・モレーン湖
バンフ国立公園で出会ったカササギ

自分から協力を求める

  • 語学力 : 英語

専門的な内容を英語で質問したり、自分の研究を説明して協力をお願いしたりすることが最初難しく感じました。そこで、様々なサイトでカササギに関する記事を見つけ、片っ端からメールでインタビューへの協力をお願いしていきました。サマーバケーションの期間なのでその時期カルガリーにいない方が多く最初は難航しましたが、一人の方に繋がると次々と輪が広がり、多くの方から協力を得ることができました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学では、思い通りにいかないこともたくさんあります。しかし、一歩踏み出して自分から行動すれば、多くの人が協力してくれ、新しい出会いや発見につながります。私はカルガリーで、カウボーイ文化が根付くオープンでフレンドリーな人々に随分助けられました。興味を持ったことには、失敗を恐れずにどんどん挑戦してみてください。