内田 光太郎

出身・在学高校:
私立麻布高等学校
出身・在学校:
東京大学
出身・在学学部学科:
工学部電子情報工学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2026年10月19日 初回執筆日:2026年10月19日

AIは進化できるのか?

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • The University of British Columbia, Department of Computer Science
  • カナダ
  • バンクーバー
留学期間:
8ヶ月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,630,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル → 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

進化計算を用いた社会課題解決という大きな目標達成に向け、それに必要な技術力(ハードスキル)とリーダーシップ(ソフトスキル)を獲得するために、留学先でのAI関連授業(ディスカッション/プロジェクトメイン)の履修、留学先の研究室での研究、AIプロダクト開発のクラブでの活動を計画しました。クラブでのAIプロダクト開発は最終的に形にすることはできませんでしたが、それ以外は計画通りに進められ、一定の目標を達成することができました。

進化計算とは、生物の進化の仕組みを参考にし、コンピュータでより良い解を探索する手法です。まず、対象となる問いに対して、多数の解を作り、それぞれを評価して良いものを選びます。次に、選んだ解を組み合わせたり、少し変化させたりして、再び評価します。この過程を何度も繰り返すことで、より良い解を見つけていきます。たくさんの候補を作り、良いものを選び、それに変化を加えて、問いに対しての最適な解を探索していく流れが、世代を経るごとに環境に対して最適な個体が生まれていく、生物の進化の過程と類似しています。実際に、車体の設計や配送ルートの最適化など、最適な解を見つけるのが難しい問題に活用されています。

留学の動機

高校で交換留学をした際に、大学/大学院でも留学をしようと思っていました。学部3年次と修士1年次とで迷っていたのですが、自分の専攻をしっかり学べる段階にある修士1年次に留学しようと決断しました。

成果

研究:留学終了後も留学先と研究を続けることに。今後学会発表を目指す。
授業:AI関連の4授業全てでA+(90点以上)を獲得、ディスカッションやプロジェクトもついていけるレベルに。
その他:全般的な英語でのコミュニケーション能力/プレゼンテーション能力の向上、内面での成長。

ついた力

自己決定力

海外で生活する中で、自分の理想と現状のギャップ、他の人と自分とのギャップ、やる気と体力のギャップなど、色々なギャップを意識することが多くなりました。その中で、比較することよりも、自分なりの軸を持って、それに応じて自己決定をし、それに対してベストを尽くすことの大切さを学びました。留学中は周りから刺激を受けることもたくさんあったが、何より自分と向き合う時間としての価値が非常に高かったです。

今後の展望

留学を通して、やはり自分は技術を手段として考えており、自分が取り組みたい課題をより明確にすることが必要だと感じたため、卒業までも、就職後も、世界の色々な分野/業界の課題を見ていきたいと考えています。

留学スケジュール

2025年
9月~
2026年
4月

カナダ(バンクーバー)

【授業】
・1セメスターで3授業(AI関連2授業+興味で1授業)。
・ディスカッションとプロジェクトメインの授業を履修。
【研究】
・毎週現地の博士学生とミーティング/共同研究。
【クラブ活動】
・AI技術を社会実装するプロセスを学ぶ。
・プロジェクトベースでプロダクトを開発。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

110,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:往復航空券代、交遊費、旅行費等

700,000 円

研究室の博士学生と
寮の友人との旅行
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

110,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:往復航空券代、交遊費、旅行費等

700,000 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

私にとって留学とは、自分と向き合い、自分なりの軸で生きる重要さを強く意識するきっかけとなる経験でした。留学中は、多様な人や価値観、新しい環境の中で、自分を相対化する場面が何度もありました。慣れない気候や生活に適応する中で心身の健康の大切さを痛感したり、予定を詰め込む自分の横で気ままに過ごす友人を羨ましく思ったり。就職活動や勉強に追われ、研究に十分集中できない自分に「こんな留学でよかったのか」と迷うこともありました。

こうした葛藤の多くは「ギャップ」から生まれていました。理想と現実、他者と自分、やりたいこととできること。その「ギャップ」を意識するほど、自分に足りないものばかりが目につき、苦しくなっていきました。しかし、そのギャップについて悩み、自分が本当に何をしたいのかを考え続ける中、すべての差を埋めることが正解ではなく、そもそもそれは不可能なのだと気づきました。大切なのは、他人との比較ではなく、自分が何を大切にするのかを決め、その軸に沿って選択すること。そして、自分で選んだことに納得し、その選択に対して誠実に全力で向き合うことです。

留学の大きな価値は、新しい知識や経験という外部のもの以上に、自分がどのような人間で、どのように生きたいのかという内面の理解を深められたことにありました。

友人とハイキング(本文と関係無。カナダは自然が素敵です。)

健康管理と体調不良時の対応

  • 生活 : 病院

私は留学中下記に悩まされておりました。
・1ヶ月程度長引く風邪
・目と顔におでき
・日々のストレス

特にバンクーバーは、10-2月にかけて日照時間が短く、雨も多いため、心身ともに健康に不調をきたす留学生も多いように感じました。その中で自分がやったことは以下です。

・日々の体調管理
- サプリなどで不足しがちなビタミンを摂る。
- 日常的な運動を習慣化する。(メンタルケアにも有効です!)
- 適度に休む(一番大事)
・病院
- 日本語対応の病院を調べておく。
- 新規予約を数日以内にできないところが多いので、オンラインなどで薬を処方できるところを調べておく。
- 現地の友人に、症状別に有効な薬を教えてもらう。
- 絶対に必要な薬は日本から持っていく。
- (MSP(BC州の保険証)の個人情報があってるか確認する→自分は生年月日がなぜか間違えられていて再発行しました)

これから留学へ行く人へのメッセージ

健康第一で、全力で楽しんできてください!比較せずに自分なりに頑張れば大丈夫です!