留学内容
ウィーン工科大学に交換留学生として所属し、デザインスタジオという設計の授業を受けつつ、ウィーンのまちを見て回ったり、若手の建築設計事務所のお仕事を見せてもらったり、少しインターンさせてもらったりしながら、今のウィーンの街がどのような状況にあり景観や居住環境が保たれているのか把握しようとした。また、長期休暇にはウィーン以外にも他の都市に出かけて、街並みや有名建築を見て回ったり、どのように観光と生活が両立されているのか観察しにも行った。
最終更新日:2017年10月23日 初回執筆日:2017年10月23日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
ウィーン工科大学に交換留学生として所属し、デザインスタジオという設計の授業を受けつつ、ウィーンのまちを見て回ったり、若手の建築設計事務所のお仕事を見せてもらったり、少しインターンさせてもらったりしながら、今のウィーンの街がどのような状況にあり景観や居住環境が保たれているのか把握しようとした。また、長期休暇にはウィーン以外にも他の都市に出かけて、街並みや有名建築を見て回ったり、どのように観光と生活が両立されているのか観察しにも行った。
視野を広げたかったから。日本にいると海外に出るのに海を越えなければならないのでどうしても心理的に壁を感じがちだし、英語が流暢でないことも障壁になりがちだが、そうしたボーダーを取り払って活動してみたかったからというのも、後から考えたら大きな理由の一つだと思う。
世界で一番住みやすい都市に長年連続で選ばれているウィーンが、いかに「すみやすさ」の点で優れているのか、なかなか長期間住まないとわかってこないことを、身をもって体感した(わかりやすい交通網、大きすぎない街のスケール感、おいしい水、美しい街並み、などなど)。また、日本がいかに極端で、特異な環境に(比ヨーロッパ)あるのかということも、外から出て見てみることではじめて実感できたように思う。
理解・共感力
本当にいろんな国からいろんな背景で来ている学生が大勢いたので、一見自分にとって理不尽に見える状況でも、色んな人の事情が複雑に絡み合ってこうなっているんだなあ、と思うことが多かった。そこで、少し嫌な状況にぶち当たっても、相手に共感するところから考えを始めて、議論をすすめる姿勢がついたように思う。
住みやすいと言われるウィーンを見てその居住環境の良さに驚くとともに、なぜ日本がクレイジーと言われるのかも本当に心にしみるほど理解した。これから具体的な建築設計を通してそうした環境に自分のフィードバックをしていけるようになりたい。
2016年
8月~
2017年
7月
基本的には留学生としてウィーン工科大に所属し、週2回のエスキスと呼ばれるミーティングのために毎日作業しながら、自主的に調査に出かけていた。また、アカデミック・アドバイザーの先生が留学のときに決まっていたので、定期的にミーティングをした。基本的に自分でスケジューリングをしなければならなかったので、一人で調査をすることの難しさを常に感じていた(たまにリズムを崩していた)。最初半年は留学生用のドミトリーに住んでいたが、後半は働いている同世代の女の子2人とシェアハウスをした。シェアハウス(ウィーンではWGと呼ばれる)はとてもヨーロッパ的な経験であるという点で良かったし、規則正しく生活している人々だったので自分の生活もおかげで正された。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
ウィーンについた当初、友達に言われた一言で印象的だったのが、「ここに来たからには君は自分の好きなことを好きなようにやればいいんだ、だれも見てないし、きにしないよ」という一言。余暇をきちんと楽しんでいるウィーンの人々はとてもリラックスしているようにみえて、ひたすら働くことが基本のようになっている日本社会に慣れきっていた私にとっては目からウロコだった。
オーストリアはドイツ語が公用語だが、私はあまりやっていかなかった。結果授業中も周りは皆ドイツ語でしゃべっていたので疎外感を感じることがとてもあったが、つたなくても積極的に英語で気にせず話しかけるようにした。
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