2025.10.20
文部科学省による官民協働の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」では、11月から12月にかけて対面・オンライン形式での留学体験発表会を計4日程で開催予定であり、第1日程を11月3日(月・祝)13:00より大阪会場にて開催します。多様な留学を体験した約70 名のトビタテ派遣留学生が登壇予定です。
文部科学省による官民協働の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN(以下「トビタテ」という。)」では、11月から12月にかけて対面・オンライン形式での留学体験発表会を計4日程で開催予定であり、第1日程を11月3日(月・祝)13:00より大阪会場にて開催します。
全日程を通じて、「新・日本代表プログラム」【大学生等対象】【高校生等対象】【拠点形成支援事業】で採用され、世界各地へトビタった派遣留学生が、留学で得た学びや気づきを振り返り、自身の未来を見据えてひとり5分間で体験談を発表します。
また、日程ごとに、支援企業等のご協力者による審査を行い、上位3割に優良賞を授与します。優良賞受賞者の中から選出された派遣留学生には、2026年度に開催予定の「留学成果報告会」にてプレゼンテーションを行っていただく予定です。
本会を通じて、海外で多様な体験をした若者たちのストーリーを広く伝えることで、留学機運醸成を目指します。
発表いただく留学テーマについて、「日本野球界の未来のため野球の本場アメリカへ@アメリカ合衆国」や「カンボジアの体育教育をAIで支援するカンボジア留学@カンボジア」など多岐に渡ります。
尚、大阪と東京の会場では、10月2日(木)に募集公開した、新・日本代表プログラムの高校生等(第11期)及び大学生等(第18期)の募集説明会も同時開催します。
【開催概要】
日 時: 11月3日(月・祝) 13:00〜18:00
場 所: グランキューブ大阪 大阪府立国際会議場
登壇者数:約70名
式次第:
開会式 13:00~13:15
留学体験発表(グループ①) 13:30~15:05
留学体験発表(グループ②) 15:25~16:55
表彰式・写真撮影 17:15~18:00
※予告なく当日のスケジュール・内容を変更させていただく可能性があります。
※全てのプログラムにおいて取材・撮影が可能です。
※個別インタビューをご希望の際は、事前にPR事務局までお問合せください。
※赤いネームタグをかけている方については、お写真の撮影をご遠慮ください。
※オフィシャル写真の提供をご希望の方は、下記の問い合わせ先までお知らせください。
●詳細は「留学体験発表会」特設ページをご覧ください。
https://tobitate-gov.note.jp/n/ndadfb401d9b4
●取材のご申請は下記フォームにて、
10月31日(金)17:00までにお申し込みください。
【取材申請フォーム︓https://forms.gle/gzYwTByHoS3ygJxv7】
※メール、FAXにてご申請いただく場合は、下記リンク先より取材案内状をご覧ください。
➤大阪会場の「取材案内状」(PDF)はこちらからご確認をお願いいたします。
※お問い合わせ先も掲載しております。
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11/3大阪会場 発表予定の派遣留学生の留学内容例
【高校生等部門】
■マイ好奇心探究コース:大阪府(公立)水都国際高校 1年生 日和佐 すみれ(ひわさ すみれ)
留学先:カナダ(バンクーバー)
留学テーマ:多様な文化、医療技術の発展の中でも変わらない、普遍的な医療人としての在り方とは何か?
留学内容:医学・医療について、医師として働く経験やそのための知識を得るためではなく、「何が医療に携わる人間として大切になるのか」を学ぶために留学しました。ブリティッシュコロンビア大学で医療人類学のコースを受講し、「医学は『時に文化の影響を受けるもの』ではなく、『文化そのもの』」、「薬物依存を理解したければ、たくさんの過去の論文を読むよりも100人の依存症患者と時間を過ごすべきだ」といった多くの印象的な考え方を学びました。また、風邪をひいたときに病院へ行くか、というアンケートを行い、カナダに加えてアメリカやドイツの人からもお話を伺い、世界の医療の現状について知ることができました。
■スポーツ・芸術探究コース:大阪府(私立)関西創価高等学校 1年生 林 勇気(はやし ゆうき)
留学先:アメリカ合衆国(ロサンゼルス)
留学テーマ:日本野球界の未来のため野球の本場アメリカへ
留学内容:野球が日本をもっと盛り上げるスポーツになる秘策を探るため、アメリカ・ロサンゼルスに留学しました。語学学校に通いながら、ドジャースやエンゼルスの球場視察、大学でスポーツ心理学の教授と懇談、リトルリーグ経験者へのインタビュー等を行いました。留学前後には、日本の複数の球団へのインタビュー・球場視察も実現し、アメリカの野球を探究したからこそ、日本野球界のポテンシャルの高さを知ることができました。夢に見たアメリカ初訪問はトラブルも重なり、憧れと現実のギャップもありましたが、多くの人の真心に触れ、人と人のつながりの大切さと、それを未来へつなげる責任を心から感じました。
■社会課題探究コース:滋賀県(私立)近江兄弟社高等学校 2年生 奥村 千咲(おくむら ちさき)
留学先:大韓民国(ソウル)
留学テーマ:日本と韓国の学生における精神疾患の要因と支援の相違点を探る!
留学内容:私は中学3年間、精神疾患を患い不登校でした。そこから高校に進学し、精神疾患や不登校を克服したからこそ、今の日本には過去の私のような精神疾患を患う人へどんな支援が行われているのか?また、世界ではどんな支援が行われているのか?と疑問を持つようになり、「学歴社会」「競争社会」と言われている韓国で探求を行いました。「代案学校」と呼ばれる精神疾患を患っていたり、発達障がいを持つ生徒を支援する学校へインタビューへ行きました。代案学校に在籍する生徒の方とお話が出来たり、校長先生や沢山の先生がインタビューに答えてくださり、韓国の教育問題や現状、日本との相違点について深く知ることが出来ました。
■STEAM探究コース:京都府(私立)東山高等学校 2年生 的場 範晃(まとば のりてる)
留学先:カンボジア(プノンペン)
留学テーマ:カンボジアの体育教育をAIで支援するカンボジア留学
留学内容:カンボジアの教育格差解消を目指し、当初はAIスマートコーチを活用した体育教育の質向上に取り組みました。現地では、NIPES(体育大学)でデモを行い「新鮮で役立つ」と好評を得る一方で、「なぜ体力測定をするのか」という問いに向き合い、国際協力における「伴走」の重要性を痛感しました。
活動中、NIPESの学生や教師の多くが泳げず、ユニセフが警鐘を鳴らす子どもの水難事故の深刻な現状に気づき、命を守る課題を優先。帰国後、水辺の安全教育『AQUA WATCH ASIA』に出会い、この活動を留学先のNPOと連携させる新たな一歩を踏み出しました。
■こうち未来創造コース(個人応募):高知県(公立)高知国際高等学校 1年生 髙橋 奏(たかはし かなで)
留学先:ドイツ(ライプツィヒ)
留学テーマ:ドイツの空き家を通したコミュニティの形成から学ぶ!高知の「地域再生モデル」を考える
留学内容:空き家率が全国ワースト2位の高知に住んでいる私は、高知の空き家が人と人をつなぐ存在にしようとドイツのライプツィヒに留学!空き家を活用してできた団体Japanische Hausの「Küfa」と呼ばれる投げ銭式のごはんの会で、設営や料理のボランティアを行いながら、空き家活用後のコミュニティを探求しました。そこでの空間を提供する人とその空間に訪れる人とのつながりは国籍関係なく、たくさんの人とキッチンに立ち、ごはんを囲める場所だったのです。古い建物も壊さず直して活用している街で、使われなくなった公共の建物活用を見学したり、建物活用をしている人へのインタビューなど出会いと学びの連続でした。
【大学生等部門】
■STEAMコース:広島大学 生物生産学部3年生 早見 光海(はやみ こうみ)
留学先:インドネシア(ボゴール・ジャカルタ)
留学テーマ:日本で持続可能なパーム油使用100%を目指す!~研究者として取り組む熱帯雨林保全~
留学内容:東南アジア地域の森林の生物多様性について学び、原生林の減少を食い止める方法を模索するために、インドネシアに約1年間留学しました。現地では、半年間ボゴール農科大学で交換留学をした後、首都ジャカルタに移り、エコツーリズムに関するインターンシップを行いました。最も印象に残っていることは、マングローブ林の生態系の豊かさと人々との関わりです。また、唯一の日本人として、インドネシアの人々と一緒に働き、共に生活することの難しさも知りました。様々な困難がありましたが、計2か所の受け入れ先機関での留学を通して、インドネシアという国について、新しい発見ができたことが本留学の最も大きな成果です。
■ダイバーシティコース:関西大学 文学研究科2年生 藤田 彩菜(ふじた さやな)
留学先:カナダ(モントリオール)
留学テーマ:芸術とフェスティバルの町 モントリオールで映画文化について研究したい!
留学テーマ:日本のミニシアターの歴史や文化について研究を進める中で、日本の映画文化を支える場であるにもかかわらず経営課題を抱える映画館が少なくないことを知り、対外的な視点からミニシアターを捉え直しつつ、経営課題解決の糸口を見つけたいと思い留学しました。現地の映画館や映画祭でのボランティア活動に加え、映画館の経営者やプログラマーへのインタビューを通じて、映画政策の違いや映画祭が劇場運営に与える影響を知り、また映画を専攻する学生等若い観客が多いといった文化の違いを実感しました。一方では、日本のミニシアターの多様性と劇場空間やサービスについてのポリシーなど独自の魅力にも改めて気づくことができました。
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※12月14日開催の東京会場の取材案内状は、11月中旬頃にリリース予定です。
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