留学大図鑑 留学大図鑑

Taka

出身・在学高校:
湘南学園高等学校
出身・在学校:
上智大学
出身・在学学部学科:
外国語学部英語学科
在籍企業・組織:

ルクセンブルク大学に留学していました!
経済省でのインターンシップや現地でのアクティヴな活動で、たくさんの人脈を築くことができました。ルクセンブルクのことや留学中の就職活動など気軽に聞いてください!詳しいことはHPにどんどん記事を書いていく予定です。


最終更新日:2018年11月19日 初回執筆日:2018年11月19日

和食で新たなビジネスを生み出す

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ルクセンブルク大学
  • ルクセンブルグ
  • ルクセンブルク
留学期間:
11か月
総費用:
1,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,010,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検1級、TOEIC970点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

自分のネットワークを広げ、将来のビジネスチャンスを掴む。そして、世界中から集まる優秀な人材と意見を交わし、自分のビジネスの可能性を探る。もともと魚料理をはじめとした和食全般に興味があって、欧州における和食ビジネスを探りたかった。
留学中はヨーロッパ中をあちこち飛び回り、実際に和食がどのように受け取られ発展しているのかを調査し、自分の考えていた内容とは異なる様子を感じ取った。つまり、大衆から求められている日本食は日本の和食ではないということだ。ローカライズせずにビジネスをしても、ビジネス上手な日本人以外に負けるしかない。現地のニーズをきちんと把握し、そのニーズに沿った和食を届けることこそ成功と言えるのかもしれない。生鮮食品の流通卸売のインターンシップでも現地に必要とされているものを考え、新たな商品を提案し仕入れたところ売れた。
「日本の魚を世界に発信したい!」そう考えていたのだが、留学を経て私のビジネスアイディアは変わった。現地のニーズにもっと合わせていきたいと考えるようになったからだ。

留学の動機

日本人では珍しいかもしれないが、私はベジタリアンの家庭に育った。肉には全く興味がなく、食べたいとも思わない。中学1年で釣りを始めるようになってから、自分で釣った魚を自分で捌いて美味しくいただくことにハマった。いわゆるペスクタリアンになったのだ。親の影響もあり、食へのこだわりは強く、いつしか食関連ビジネスをしたいと思うようになった。

成果

私は、留学先で勉強の時間と同じくらい料理していた。それは身の回りの人に、知られざる和食の周知をしたかったからだ。「こんな和食メニューがあるのか、私の専属シェフになってもらいたいくらい美味しい。これはこっちでもウケるよ。」そういう言葉をもらえたからこそ、新しいビジネスアイディアも持ち始めるようになれた。

ついた力

隠れたチャンスをモノにする力

多くの人は、自分の知っている知識や領域を選択肢として決断することが多いのではないかと思う。しかし、チャンスは自分の知らないところにもたくさん転がっているものである。ただバーでお酒を飲むのもいいが、実は大きな繋がりが生まれるかもしれない。Facebookのグループでコメントをすれば、誰かが見て興味を示してくれるかもしれない。どんな所にでもチャンスがあり、それをモノにする力はとても重要なのではないか。

今後の展望

大学のWelcome Dayの時、数千人規模のバーベキューを大学が開催してくれた。当然大きなベジタリアンのブースもある。しかし想定以上に肉を食べない人が多く、用意していた食事が足りなかったようだ。これはブームやトレンドではない。それぞれ環境意識や動物愛護や想い想いの理由があって肉を食べないのだ。私はそういったニーズと和食を合わせたビジネスをしたいと思うようになった。

留学スケジュール

2017年
9月~
2018年
7月

ルクセンブルグ(ルクセンブルク)

ルクセンブルク大学では、高度なマネジメント関連の授業と社会言語学を勉強した。大学で得られた内容は学問だけではない。本当に世界中から来ている人たちとの人脈も一つだ。いつどこで繋がりビジネスパートナーになるかわからない。将来のチャンスかもしれないのだ。そのほか、世界の名だたる企業のトッップ層に自分の想いやビジネスアイディアをピッチする場面もあった。社会と大学の繋がりが非常に強いルクセンブルク大学だからこそできたのではないか。
実践活動では、生鮮食品の流通卸売業者で和食に関連する新たな食品の開拓を行なった。売れ行きからニーズに応えることができたと実感している。またルクセンブルクに住むプロフェッショナルの自宅に呼ばれて、料理を教えるような機会もあった。今でも食材を送ったり、今後の食関連ビジネスについて語り合ったりしている。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

50,000 円

HR系の会社の面接し、ピッチの機会をもらった
最も新鮮な食材を仕入れて料理に勤しむ
ルクセンブルクの新聞に取材される
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

就活にも効いた!留学経験

まずルクセンブルクに留学していたというと、「なぜルクセンブルク?」と聞かれる。この人なんか面白そうと思われたら勝ち。書類は全て通過し、どこの面接でも必ず上の質問は聞かれた。想定できる質問があり、自分の思ったように語れるため、ルクセンブルクで良かったと思うこともあった。それに加えて、留学前の日本での経験や資格取得も大きかったと思う。留学に向けた準備から始まっているのだなと体感した。最終的に入社を決めたIndeed Japanは一度も直接会うこともなく、全てオンライン面接で決まった。地球の裏側にいても、オンラインで採用できる時代。就職活動を理由に早く帰国する人もいるかと思うけど、せっかくの海外にいるのだから犠牲にはしないでほしいと個人的には思う。書類通過後に問い合わせて交渉したところ、2019卒新卒採用は終わっているけど、オンラインで対応してくれたり8月末以降でもいいですよと言ってくれた企業はたくさんあった。個性を出して「面白そう」と思われたら、よっぽどお堅くない限り、就職活動の波に乗らなくても企業も調整してくれるはずだ。留学が終わって、帰国前に1か月くらいバカンスを楽しんだっていいのではないか。欧州の学生や社会人と話せば、そう考えざるを得ない。

ルクセンブルク:欧州投資銀行
ブルターニュ:友人家族とバカンス

ロスバゲからのビザの書類を紛失される

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

パリに着くや否や、ロストバゲッジで意気消沈。ロスバゲカウンターに行き、書類をもらう。その後は毎日電話で問い合わせる。ないの一点張りだったが、突然連絡が。届けると言われたが、ルクセンブルクに移動前。友人母が空港まで連れていってくれて、ピックアップ。荷物は戻って来たので一件落着。で終わってはいけない!Compensationについては何も言われなかった。届いてよかっただけでは、何ももらえなかったがすぐに航空会社に別途申告したところ現金がもらえた。言えばもらえる、言わなければ何もなし。
またルクセンブルク入国後本ビザの手配をするのだが、全ての手続きを終えても一向に連絡が来ない。保健局から移民局に医療データを送るのだが、そのデータが紛失されていたのだった。両者「送った」「届いてない」の一点張りだったが、電話でしつこくしつこく言って再送してもらった。原因を突き止めていなかったら、一生ビザが取れずに不法滞在になるところだった。

これから留学へ行く人へのメッセージ

たくさんの人と話す中で、日本の問題点も浮き彫りになってきた。個人でできることは何か、影響力を持つことができるのか。日々起こる出来事を様々な角度から考えながら生きるようになったと思う。留学の成果はすぐに目に見える形で現れないかもしれないが、長い目で見れば、必ず今回の留学が自分にも社会にも大きな影響を与えることになると自信を持って言いたい。これからの日本と世界にインパクトを残せるよう頑張りましょう!