留学内容
将来、国際機関で人道支援に携わるため、今現在紛争を抱えているウクライナでロシア語を伸ばし、紛争と共に生きるとはということを学ぶことにした。東京外国語大学を3年秋から1年間休学し、キエフ国立大学に入学した。ロシア語、ウクライナ語、ウクライナ史、ウクライナ・ロシア文学、地理の授業を履修した。クラスメイトは中国、韓国、トルコ、イタリア、トルクメニスタンからの学生で、他のクラスではバングラデシュやエジプトからの学生ともよく交流していた。クラスメイトも先生も1年間メンバーが変わらず、平日は毎日会うのでとても仲良くなり、放課後はカフェで一緒に宿題をしたり、ウクライナ歴史博物館に行ったり、伝統的な祭りに参加したりしていた。
ウクライナ史の授業では、キエフ大公国、1933年のスターリンによる人工的な大飢饉ホロドモール、2014年のロシアによるクリミア併合、その後現在まで続くウクライナ東部紛争について重点的に学んだ。
また、11か月間1つの家庭にホームステイをし、ダーチャ(別荘)での生活、イースター、クリスマスなど様々な行事に家族の一員として参加させてもらった。
その他、語学学校で日本語教師をし、ウクライナ人の生徒たちに半年間ネイティブ講師としてロシア語で日本語を教えた。