留学内容
日本の鉄道を世界中に輸出するために、先進国、新興国、それぞれの鉄道政策について比較し、今後新興国が鉄道運用についてどのような問題に直面することが予想されるかを学びに留学を行いました。留学先をブラジル、ポルトガルの2カ国にした理由は、先進国と新興国とで比較できることに加え、同じポルトガル語圏ということで、自分の専門であるポルトガル語を生かすことができると考えたためです。リスボンのルゾフォナ大学で都市交通を学び、実際に運用されているポルトガルの鉄道もこの目で見ました。また、英国ロンドンにも足を運び、日立英国本社へ訪問、社員の方にもインタビューを行うことができました。リスボンの大学で学んだ内容と英国でのインタビューから、ヨーロッパ先進国が抱える鉄道の問題を知ることができました。それらは①老朽化した車両をなんとか走らせていること。②外国製の車両は整備が非常にやりにくいこと③現地の労働者の技術レベルが高くないこと④線路自体が古く、車体にダメージを与えること
でした。日本企業はこれらを解決するため、世界で日本の鉄道を走らせようと頑張っていました。