データでみる日本の留学生 対象別の留学生数データ

高等教育機関への単位を伴う留学数

OECD、ユネスコ、米国国際教育研究所(IIE)等の2022(令和4)年統計をもとに、海外の機関が把握している、日本人学生の海外留学者数(主に長期留学)を文部科学省が集計したところ、48,991人(対前年比7,379人(17.7%)増)であり、留学者数の多い国・地域は、アメリカ合衆国16,054人(対前年比2,605人(19.4%)増)、台湾7,323人(対前年比1,737人(31.1%)増)、中国7,078人(対前年比1,356人(23.7%)増)でした。新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着き、留学する学生数は回復傾向にあります。

(注) OECD加盟国については、OECDが公表している「Education at a glance」、その他の国・地域については、ユネスコ統計局による統計やInstitute of International Education (IIE)「Open Doors」等、各国等が発表している数値をもとにしており、調査時点や調査対象は、国・地域によって異なります。

また、受入れ国の特定の日または特定の期間の在学者情報から収集したものであり、留学期間が1年に満たない学生や在学を必要としない交換留学プログラムに参加する学生で計上されていない者がいることに留意。

高等教育機関への留学者数の推移 ※2012年統計までは、外国人学生(受入れ国の国籍を持たない学生)が対象だったが、2013年統計より、高等教育機関に在籍する外国人留学生(勉学を目的として前居住国・出身国から他の国に移り住んだ学生)が対象となったため、比較ができなくなっている。
主な留学先・留学者数

出典 : 2025年4月30日報道発表
「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について

大学生等の海外留学数

(独)日本学生支援機構が実施している「日本人学生留学状況調査」によると、大学等が把握している日本人学生の海外留学者数は、2023(令和5)年度で89,179人(対前年度比31,017人(53.3%)増)となり、入国制限が緩和され始めた2021年(令和3年)以降、大幅な回復傾向にあります。

その中で、1か月未満の短期留学が大幅な増加をしており、対前年度比で約100%増加しています。

留学者数の多い国・地域は、アメリカ合衆国13,517人(対前年度比13.8%増)、オーストラリア9,163人(対前年度比48.1%増)、韓国8,384人(対前年度比79.2%増)でした。地域別で見た場合、アジア諸国への留学者数が、対前年度比で約110%増加しています。

大学生等の留学生数の推移
主な留学先・留学者数

出典 : 2025年4月30日報道発表
「日本人学生の海外留学状況」及び「外国人留学生の在籍状況調査」について:文部科学省

大学生の留学×就活意識調査結果はこちら

高校生の海外留学数

日本全国の高校が把握する、在学中の3か月未満の海外研修(修学旅行は除く)及び3か月以上の留学数のデータです。2017年度に約4.7万人と過去最高を記録した後、コロナ禍の影響から2021年度は約3千人まで減少しましたが、2023年度は3.5万人へと大きく回復しました。

高校生の留学者数の推移
3ヶ月未満の留学(研修国・地域別生徒数の推移)
3ヶ月以上の留学(研修国・地域別生徒数の推移)

2025年3月28日報道発表
高校生の留学生交流・国際交流等に関する調査研究等:文部科学省
報道発表資料(PDF)
令和 5 年度高等学校等における国際交流等の状況について

都道府県別海外留学生数、生徒100人当たりの人当たりの海外留学率 2023年度(令和5年度)
都道府県別海外留学生数、生徒100人当たりの人当たりの海外留学率 2021年度(令和3年度)
都道府県別海外留学生数、生徒100人当たりの人当たりの海外留学率 2019年度(令和元年度)
都道府県別海外留学生数、生徒100人当たりの人当たりの海外留学率(平成29年度)