データでみる日本の留学生 対象別の留学生数データ

高等教育機関への単位を伴う留学数

OECD、ユネスコ、米国国際教育研究所(IIE)等の2021(令和3)年統計をもとに、海外の機関が把握している、日本人の海外留学者数(主に長期留学)を文部科学省が集計したところ、41,612人(対前年比1,097人(2.6%)減)であり、留学者数の多い国・地域は、アメリカ合衆国13,449人、中国5,722人、台湾5,586人でした。減少の理由としては、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響が続いたことが考えられます。

高等教育機関への留学者数の推移 ※2012年統計までは、外国人学生(受入れ国の国籍を持たない学生)が対象だったが、2013年統計より、高等教育機関に在籍する外国人留学生(勉学を目的として前居住国・出身国から他の国に移り住んだ学生)が対象となったため、比較ができなくなっている。
主な留学先・留学者数

出典 : 2024年5月24日報道発表
「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について

大学生等の海外留学数

短期留学・語学留学など単位取得を伴わない留学も含めた大学生等(大学生、大学院生、専門学校生、高等専門学校生)の留学数は年々増加していましたが、2019年度は減少に転じ、2020年度には98%の大幅な減少となりました。2021年度には、10,999 人(対前年度比 9,512 人(639.7%)増)、そして2022年度で58,162人(対前年度比47,163人(428.8%)増)でした。引き続き増加(回復)しているものの、コロナ禍前の半数程度にとどまっています。その中で、留学期間が3か月以上の中長期の留学者数については、コロナ禍前(2019年度)の数字の約90%となっています。
留学生数の多い国・地域は、アメリカ合衆国11,880人(対前年度比229.7%増)、カナダ6,735人(対前年度比466.4%増)、オーストラリア6,187人(対前年度比1839.5%増)でした。比較的早期に入国制限の緩和に動いた欧米諸国への留学が2021年度夏以降回復に向かいましたが、2022年度はアジア諸国についても入国制限が緩和され、留学生数の増加につながったと考えられます。

大学生等の留学生数の推移
主な留学先・留学者数

出典 : 2024年5月24日報道発表
「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について

大学生の留学×就活意識調査結果はこちら

高校生の海外留学数

全国の高校に調査した、学修活動を目的とした短期の海外研修(修学旅行は除く)を含めた高校在学中の留学数は、2017年度に過去最高を記録しましたが、コロナ禍の影響から減少しました。

高校生の留学者数の推移
3ヶ月未満の留学(研修国・地域別生徒数の推移)
3ヶ月以上の留学(研修国・地域別生徒数の推移)

2023年3月31日報道発表
令和3年度 高等学校等における国際交流等の状況について
高校生の留学生交流・国際交流等に関する調査研究等:文部科学省 (mext.go.jp)
報道発表資料PDFリンク

都道府県別海外留学生数、生徒100人当たりの人当たりの海外留学率 2021年度(令和3年度)
都道府県別海外留学生数、生徒100人当たりの人当たりの海外留学率 2019年度(令和元年度)
都道府県別海外留学生数、生徒100人当たりの人当たりの海外留学率(平成29年度)