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国・地域別留学ガイド
イタリア
大学生・大学院生
向けガイド
最終更新：2024年4月
教育の分野でも長い歴史と伝統があります。中でもボローニャ大学の創立は1088年と言われ、世界最古の歴史を誇ります。現在は大学が約90校、音楽院が約80校、美術学院が約40校あり、そのほとんどが国公立の教育機関です。
教育の機会均等の理念に基づき、学費は年間約16～35万円と比較的学びやすい金額が設定されています。英語による学位取得コースも年々拡充し、世界各国から集まった教授陣や研究者、学生たちが国際的な学びの場を作り出しています。
イタリアの大学・大学院は主に3つの課程に分かれています。
第1課程
基礎課程（3年）Bachelor’s degree programme (Corso di Laurea Triennale）
第2課程
専攻課程（2年）Master’s degree programme (Corso di Laurea Magistrale non a ciclo unico）
専修課程（2～3年）Specialization School (Scuola di Specializzazione)
実践的なスキルの習得に重点を置いた専門職課程（1年）Short VocationalMaster's Degree (Master di I livello)
特定の分野においては第1課程と第2課程が連続した5～6年制の一貫コースOne-cycle Master Degree (Laurea Magistrale a ciclo unico)があります。
第3課程（3年～）
博士課程Research Doctrate/ PhD (Corso di Dottorato di Ricerca)
各課程の詳細については下記リンクをご参照ください（イタリア語）。
https://www.mur.gov.it/it/aree-tematiche/universita/lofferta-formativa-titoli-rilasciati
この他、半年または1年の学位取得を目的としない単科コース（Corsi Singoli）があります。
芸術を学ぶ主な高等教育機関には美術学院と音楽院があり、基礎課程と専攻過程があります。授業はイタリア語で行われるので、入学時に一定のイタリア語能力が必要となります。近年、一部の美術系専門学校でもイタリア大学研究省認定の学位取得コースが設置され、英語によるコースも展開されています。
伝統工芸、建築、食文化、ファッション、オペラなど、イタリアならではの専門分野を学べる専門学校も多数存在します。期間は3か月未満の短期留学から1年以上の長期留学まで、学生の多様なニーズに合わせたプログラムが用意されています。
語学学校も全国各地に400校以上あり、質の高いイタリア語教育が行われています。また、語学を学ぶだけでなく料理やファッションなど、プラスαを提供する学校も多数あります。
大学の入学条件
第1課程（基礎課程）および一貫コース 高校卒業以上
第2課程（専攻過程）4年制大学卒業以上
必要な語学力
イタリア語で行われるコース：中級以上 ※あくまでも目安です。教育機関やコースによって異なります。
英語で行われるコース：中級以上 ※詳しくは留学先の教育機関に確認してください。
申請手続き
イタリア大学研究省の高等教育専用サイト「www.universitaly.it」でオンライン登録申請を行ってください。
必要書類
イタリア大学研究省の高等教育専用サイト「www.universitaly.it」でオンライン登録申請を行った上で、留学先の教育機関が指定する出願書類をアップロードし、入学手続きを行ってください。
イタリア政府奨学金
イタリア政府はイタリアの国立大学・美術学院・音楽院・研究所など、イタリア政府認定の教育・研究機関に留学する日本人を対象に奨学金を給付しています。奨学金の支給を受けるためには、毎年春に発表される「イタリア政府奨学金留学生募集要項」に従って応募し、選考試験通過後にイタリア外務・国際協力省からの決定を受けなければなりません。
イタリア外務・国際協力省のポータルサイトStudy in Italyより応募すること。
Study in Italy
https://studyinitaly.esteri.it/
生活費（平均）
約15～30万円（家賃、光熱費、食費等）※1ユーロ160円で換算（2024年3月現在）
北部ほど物価が高い傾向にあります。
滞在先
シェアハウス／ホームステイ／モノロカーレ（ワンルームマンション）
学期制度
二学期制。9月から10月に前期が始まり、翌年6月から7月の間に後期が終了します。
授業料（平均）
大学 ※国公立の場合 約16〜35万円／年
一般的なランチの価格
1,000円～2,000円 ※1ユーロ160円で換算（2024年3月現在）
参考になるwebサイト
Study in Italy（イタリア留学総合サイト：）
https://studyinitaly.esteri.it/
※イタリア外務・国際協力省Study in Italyのサイト（イタリア語／英語）を別ウィンドウで開きます。
イタリア文化会館：
https://iictokyo.esteri.it/ja/
※イタリア文化会館のサイト（イタリア語／日本語）を別ウィンドウで開きます。
海外留学支援サイト：
http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/europe/italy/
※海外留学支援サイトを別ウィンドウで開きます。
在東京イタリア大使館ビザ情報：
https://ambtokyo.esteri.it/ambasciata_tokyo/ja/informazioni_e_servizi/visti/
※在東京イタリア大使館サイトを別ウィンドウで開きます。
在大阪イタリア総領事館 ビザ情報：
https://consosaka.esteri.it/ja/visti/
※在大阪イタリア総領事館サイトを別ウィンドウで開きます。
（取材協力）イタリア文化会館
高校生向けガイド
最終更新：2024年4月
留学が始まってしばらくの間は、ホストファミリーを始め周りの人とのコミュニケーションは英語を交えて行うことになるでしょうから、ある程度の英語力は身につけておきましょう。
また、交換留学先の高校での履修が、帰国後日本の在籍校の履修とみなされ進級できる場合がありますので、事前に交換プログラム実施団体や在籍する日本の高校に確認しましょう。
みずみずしい感性を持った若い時代に、多くの歴史的建造物や芸術作品に出会えるイタリアへの留学はとても貴重な体験となるでしょう。
（※）交換留学プログラム実施団体
公益財団法人AFS日本協会:
http://www.afs.or.jp/
一般社団法人WYS教育交流日本協会:
http://www.wys.gr.jp
教育制度
イタリアでは14歳～19歳が日本の高等学校に相当。普通高校のほかに、職業技術専門学校、芸術高校、技術高校があり、就業年限は学校によって3～5年となる。
学期制
二学期制。9月から10月に前期が始まり、翌年6月から7月の間に後期が終了。
出願方法
イタリア交換留学プログラムを行っている団体に問い合わせる。
公益財団法人AFS日本協会：
http://www.afs.or.jp/
一般社団法人WYS教育交流日本協会：
http://www.wys.gr.jp
入学手続きに必要なもの
プログラムごとに異なる。
費用
おおよそ160万円程度／10カ月
※詳細は交換プログラムの実施団体に問い合わせる。
参考になるwebサイト
Study in Italy（イタリア留学総合サイト：）
https://studyinitaly.esteri.it/
※イタリア外務・国際協力省Study in Italyのサイト（イタリア語／英語）を別ウィンドウで開きます。
イタリア文化会館：
https://iictokyo.esteri.it/ja/
※イタリア文化会館のサイト（イタリア語／日本語）を別ウィンドウで開きます。
海外留学支援サイト：
http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/europe/italy/
※海外留学支援サイトを別ウィンドウで開きます。
在東京イタリア大使館ビザ情報：
https://ambtokyo.esteri.it/ambasciata_tokyo/ja/informazioni_e_servizi/visti/
※在東京イタリア大使館サイトを別ウィンドウで開きます。
在大阪イタリア総領事館 ビザ情報：
https://consosaka.esteri.it/ja/visti/
※在大阪イタリア総領事館サイトを別ウィンドウで開きます。
（取材協力）イタリア文化会館
