留学内容
留学したのは、アメリカの俗に言うリベラルアーツカレッジというアメリカの田舎にある小さな大学でした。学生数は全校でも2000人以下。対する自分の母校の慶應大学は全校生徒は2万人以上。本当にちっぽけな大学です。本音を言えば、世界大学ランキングにも出てこないし、有名校に留学に行く友人たちに対し、引け目を感じていました。
けれども、蓋を開けてみれば、有名校に行った友人たちよりも、素晴らしい経験が出来たのではないか、と自負しています。理由は二つ。
まず、少人数なので授業・サービスのクオリティが高いからです。クラスは専攻によって多少違いはありますが、基本的に15人ぐらいで先生もすぐ学生の名前を覚えてくれます。しかも、留学生にもわかりやすく本質を突いた授業を展開してくれます。
また、とにかく大学と学生の間の距離が近い!学部長や学長の先生やスタッフの方々とご飯を食べに行ったり、お祭りのイベントもなんかも頻繁にあったりします。
大勢の学生がいる大学と違って、学生一人一人を気遣ってくれる、アメリカのリベラルアーツカレッジはそんな場所なんです。
そして、こういうリベラルアーツカレッジが色んな所にある。アメリカの本当の魅力はニューヨークやカリフォルニアだけでなく、地方の強さにあるのだと感じました。このことは今後、日本の地方を考える上で役立つのだと思います。