留学大図鑑 留学大図鑑

ジャンコ

出身・在学高校:
高崎経済大学附属高等学校
出身・在学校:
早稲田大学
出身・在学学部学科:
政治経済学部国際政治経済学科
在籍企業・組織:

アメリカ(カリフォルニア)、フィンランド、オランダの教育制度に関して研究していました。何か質問や相談があればfacebookのメッセンジャーに連絡をお願いします。


最終更新日:2018年03月13日 初回執筆日:2018年03月13日

先進国の教育制度の比較研究

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • John F Kennedy high school, Saaren Koulu, S.W.S de Swirrel
  • アメリカ合衆国・オランダ・フィンランド
  • サンディエゴ・サンフランシスコ・ロヴァニエミ・アムステルダム
留学期間:
11ヶ月
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,850,000円
  • 地域自治体等のもの 250,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEFL iBT 89> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

留学最初の5ヶ月はアメリカ、カリフォルニア州のサンディエゴで語学研修をした後、同じくカリフォルニア州サンフランシスコの高校、中高一貫校、小学校で1ヶ月、フィンランドのロヴァニエミの小学校で2ヶ月、オランダのア小学校3校で1ヶ月でそれぞれ研修をしました。具体的な研修内容は授業の視察、国際教育関連のワークショップや授業の実施、先生へのインタビュー・アンケート調査です。フィンランドとオランダでは大学の教育学部授業の見学や教授、学生へのインタビューも行いました。これらの活動をした理由は将来新たな教育制度を創る際に、現場の声を取り入れた実践可能な制度を創れるようにするための引き出し作りのためです。基本的な制度は個人で調べ、制度が実際に各学校、クラスに応用されているのかを調査してきました。また将来は国際教育に力を入れた教育制度を創りたかったので自ら教師としての経験を積むことと、国際教育に関する知見を広め、深めるために国際教育関連のワークショップを各学校で実施しました。

留学の動機

将来の夢は国際機関で勤務しながら途上国に経済と教育の両分野の政策提言をすることによって真の開発を行うことです。経済学に関しては大学で専攻しており、修士・博士課程まで取るつもりなので、教育に関する経験と知識を得るため、国際人に必要な語学能力・コミュニケーション能力・異文化理解能力などを身につけるために留学を決意しました。

成果

英語力は期待以上に伸び、一人で高校レベルのワークショップをファシリテート可能なまでになりました。また多くの国で小学校〜高校の若い世代の人と多様なディスカッションをしたことで異文化理解はもちろんのこと将来の世代が国際人となるように他文化を伝え経験することも可能になりました。また多くの教育関係者から教育関連の議論を交わしたことで教育制度に関する知見も十分に蓄えることができました。

ついた力

問題解決、コミュニケーション、動じない力

研修校を自ら探す課程で多くの問題や予想外のことが多く起こり、その度にもがきながらでも問題を乗り越えてきたので問題解決能力は格段に上がったと自負しています。また問題が起きた際に焦らずに対応できる動じない図太さが身につきました。それ以外には累計500人もの生徒への授業と50以上の教育関係者との対話によるコミュニケーション能力も伸びました。

今後の展望

これからは私が留学中に体験したことによって得た学びを日本の大学、高校生にシェアしていきたいと考えています。またこれからなんらかの形で教育の分野に携わりながら、大学院を経て国際機関で勤務しそこで今回の留学の経験を活用したいと考えています。

留学スケジュール

2017年
4月~
2018年
1月

アメリカ合衆国・オランダ・フィンランド(サンディエゴ、サンフランシスコ、ロバニエミ、アムステルダム)

サンディエゴでは5ヶ月間語学学校で勉強していました。この時期に英語力を単に聞き分けられる、日常会話ができるから英語でクラスをマネジメントする、教育など専門的な会話において相手の意見を引き出し議論できるところまで伸びました。この時期に学校で研修した際の授業作成や教育制度研究を行いました。サンフランシスコでは小学校〜高校の4校で授業視察や授業実施、インタビュー調査を一ヶ月間行いました。フィンランドでは小学校での研修と大学での講義参加や教授・学生へのインタビューを2ヶ月間行いました。オランダでは小学校4校での研修と大学教授と学生へのインタビューを一ヶ月間行いました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

アメリカの小中一貫校で授業している時の写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

留学中で手に入れた一番大事にしているものは人との繋がりです。全部書ききることはできないですがそのうちのいくつかを紹介します。サンフランシスコにいた際、泊まってたairbnbで荷物を捨てられるなどの嫌がらせをされ、それを学校のイベントで出会った生徒の保護者に話したら即日タダでホームステイさせていただいただけでなく、彼女が学校の先生だったこともあり彼女の繋がりもあり当初予定していた高校での研修以外に3校での研修が可能になりました。さらに政府関連の方を紹介していただいたり、Google社員を紹介していただいて、Google本社のマンツーマンのツアーが実現したりなどしました。また旅行で訪れたスペインのバルセロナでパスポートや衣服、カメラなどの入ったバッグを盗まれた際、パスポート再発行までの2週間の間親戚の友達がたまたま近くに住んでいたこともあり、匿っていただいただけでなく盗まれてなくなったものの多くを買っていただきました。またオランダでの研修校に断られ、変更申請提出期限に受け入れ証明書を手に入れられなかった際、たまたまいたカフェで知り合ったオランダ出身の人に相談したところその方のご両親がオランダで小学校教員をしていて紹介していただき、受け入れ証明書を即日いただけただけでなく、タダでホームステイさせていただきました。

オランダでお世話になったホストファミリー
サンフランシスコでお世話になったホストファミリー

受け入れ先教育機関の探し方

  • 留学先探し : その他教育機関(専門学校など)

私がまず行ったのはメールによる受け入れ許可の要請です。ですが最初の数百通は一通も帰ってきませんでした。そこでメールの文面を各学校に合わせたものにしたり、研修したい内容で強調する部分を変えました。具体的に言うと、お金に関する記載を強調しました。すでに奨学金をもらっており自分の滞在費が十分にあること、研修はあくまでボランティアで行いお金は頂かないことなどを明記しました。またあらかじめ行いたいワークショップの概略も記載しました。そうした結果返信がちらほらくるようになりました。メールによるアプローチで受け入れをしていただいたのはアメリカの高校です。フィンランドはfacebookでのペルー人コミュニティーに私がやりたいことなどを詳細に書いた結果、フィンランドの教員を紹介していただいてそこから受け入れ許可までいただくことができました。オランダでは印象的なエピソードで書いた通りもともとメールで受け入れに前向きだった小学校からの受け入れを拒否され、フィンランドのカフェで知り合った方に相談したところ、その方のご両親がオランダで教員をしていて紹介していただきました。このように運によって受け入れ先が見つかったことも多かったですが、それまでにメールによる選定や自己紹介、授業内容をあらかじめ用意した上ででいるだけ周りに教育関係者の知り合いが欲しい旨を拡散していました。そのお陰で繋がった縁が最終的に受け入れに繋がったことも多かったので準備を万全にした上で必要なことの発信をし続けることが大事だと気付きました。また一度教育関係の方と繋がると簡単に他の教育機関に繋がることが可能になりました。トビタテに提出した学校の受け入れ許可は三つですが最終的には合計で10つの教育機関での受け入れをしていただいたのも、最初に繋がった縁から自分の興味関心と準備したことの発信し続けたからだと思っています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学中は予想外のことが頻繁に起こり、時々帰りたい衝動にかられますが、真摯に問題に向き合い直向きに努力すれば必ず問題は解決されます。思い返せば起きた問題が人生のかけがえのない財産になっているので怖がらずにどんどん世界に飛び込んで多くの失敗を経験しながら人間的に成長してください!!