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ヒロ

出身・在学高校:
北海道紋別北高等学校
出身・在学校:
筑波大学
出身・在学学部学科:
人間総合科学研究科
在籍企業・組織:

「アメリカンフットボール」、「大学スポーツ」、「日本版NCAA」、「アスレチックデパートメント」どれかに引っかかった方はぜひ連絡ください!!


最終更新日:2018年03月22日 初回執筆日:2018年03月22日

大学スポーツ改革を目指して

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミネソタ大学 College of Education and Human Development
  • アメリカ合衆国
  • ミネアポリス
留学期間:
12ヶ月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<Toefl57> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<Toefl67>

留学内容

留学全体のテーマとしては「大学スポーツ改革を目指して」ということで、日本国内の大学スポーツの抱える課題を解決するために、日本でアメリカのNCAA(全米大学体育協会)モデルを参考としたシステムの導入に必要な知見を調査してきました。留学先に選んだミネソタ大学ツインシティー校は全米でもトップクラスの競技スポーツを有しており、NCAA Division1の「Big-Ten」という大きなカンファレンスに所属しています。そこでは学生アスリートの「学業」、「心身の充実」、「フェアネス」を重要な価値として置いており、スポーツを通して社会のリーダとなる人材の育成を目指しています。翻って日本では、大学スポーツは「課外」活動であり、大学がその運営に関与しにくい構造になっていることから、安全面や金銭的、法的リスクのマネジメントがほとんどできていません。そこで、ミネソタ大学ではスポーツマネジメント専攻の研究室に「Visiting Scholar」として所属し、NCAAの歴史や構造について文献の調査を行うとともに、具体的なマネジメント方法について大学内で勤務するスポーツ運営の専門家へのインタビューを行い、知見を深めました。

留学の動機

国内における大学スポーツは学生の自主的活動としてほとんど大学に管理されておらず、競技環境や指導者の質が保証できない状態で競技が行われています。そのため、安全管理に関わる組織構造やシステムについても考えるべき問題となります。そこで、大学で行われている競技スポーツ活動の安全性の管理を中心としたマネジメントについて学び、それを国内に伝えることが必要だと考えたことがきっかけです。

成果

留学の内容と関連した論文を学術誌に投稿し、2本が国内にて論文として掲載されました。また、その他2本の論文を学術誌に投稿中で、審査待ちとなっています。また、米国における大学スポーツの運営に関するインタビューをミネソタ大学の元アスレチック・ディレクターのJoel Maturi氏より6回にわたってさせて頂き、これについても論文として内容をまとめる予定です。

ついた力

受け入れ力

世界には色々な人がいて、様々な生き方をしているということがよくわかった。自分を主張することは大切なことではあるが、相手を受け入れることの方がもっと大切なことだと思う。精神的に辛くなって一人で旅に出た際、様々な生き方をしている人たちに出会ったことで、自分の生き方も1つではなく、偶然の出会いや出来事を受け入れて、それを楽しみながら生きていこうと思えた。

今後の展望

留学の中で得た知見や経験を活かして、まずは筑波大学内の競技スポーツを管理する組織の立ち上げに関わります。そして将来的には、大学の競技スポーツ活動が社会のリーダーを生み出す場となり、大学の保有する資源の価値を最大化し「地域活性化の中心に大学のスポーツがある」という未来を目指します。

留学スケジュール

2017年
2月~
2018年
1月

アメリカ合衆国(ミネアポリス)

アメリカのミネソタ州ミネアポリスに所在するミネソタ大学ツインシティーズ校に1年間留学をしました。スポーツマネジメント専攻のある研究室にVisiting Scholarとして所属しながら、毎週指導教員に1週間の研究に関する進捗を報告し、学期末には研究室全体で学期間の進捗についてプレゼンを行ないました。研究テーマとして「アメリカンフットボール競技における脳震盪の予防方法」および「大学スポーツの管理体制」を設定しており、それぞれのテーマについて執筆した論文を学術誌に投稿しました。ミネアポリスでの生活は、4人でのシェアルームで1年間を過ごしました。特に仲良くなったのはサウジアラビア人の「マリク」とは2人でシカゴに旅行に行ってきました。イスラム教が国教のサウジアラビア出身の彼の習慣や信条は日本で生まれ育った自分とは全く異なるもので、それがとても印象的でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

80,000 円

ルームメイトとホームパーティー
研究室の報告会
トビタテ!正月会(日本発信プロジェクト)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

80,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学中、本当に自分の生きている意味というか、価値がわからなくなってしまった時期がありました。留学した直後は研究にも英語にも全くついていけず、自分の存在を否定するほど落ち込みました。その頃は部屋に引きこもりがちだったのですが、このままでは何も変わらないと思い、指導教員の先生にミーティングを休ませて欲しいと言ってバッグを一つ背負って旅に出ました。恥ずかしながら「自分探し」のようなものです。それでfacebookにあるトビタテ留学ジャパンのグループページに「旅をしているので誰か泊めてくれませんか?」と投稿した際、真っ先に返信をくれたのがトビタテ!で留学中の「コーイチ」でした。彼はラクロス選手としてニューヨーク州シラキュースのコミュニティカレッジに留学しており、競技シーズンがオフなのでいつまでいてもいいと言ってくれました。結局、初対面の僕は彼の家に10日間居座り、色んなことを話したり、遊びに行ったりしました。今でも彼とは頻繁に連絡を取り合っており、素晴らしい友人になっています。「自分探し」については、最終的に「自分」の中にしか「自分」はいないということで落ち着きました笑。

バッグを1つ背負って旅へ
コーイチとの出会い
コーイチと仲間たち(トビタテ!トロント会)

Hanacell.comがオススメ!

  • 生活 : 携帯

北米に留学する場合の携帯電話の契約について、現地の業者だと細かな規約や料金体系について理解するのが難しいし、留学直後だとなおさらです。ということで僕が契約をして利用していたのは、Hanacell.comという、日本人の方が経営している会社のサービスです。インターネットで申し込み可能で、契約後にスマホとSIMカードが郵送されてきます。料金プランもオンラインで変更でき、電話だけの利用であれば月額で約$10ほどだったので、あまり頻繁に電話やネットを携帯でしない人にとっては使いやすいサービスだと思います。全て日本語でのサポートがついているので、電話のトラブルがあっても安心。特に初めての留学で英語に不安のある人にはオススメ。

留学前にやっておけばよかったこと

やっておけばよかったけど、なかなか十分にできないのが英語の勉強。日本で勉強していたことが日常的な会話で活きないこともざらにあるので、「留学に行ったらネイティブの友達を作ろう」ではなく、「行く前からネイティブの友達作っちゃおう」というメンタルが必要だった。

留学を勧める・勧めない理由

経験することでしかわからないことがたくさんあるので、是非日本の外に出るという経験を多くの人にして欲しい。そして色んな経験を共有したい。

これから留学へ行く人へのメッセージ

楽しいことばかりではないけれど、きっと日本に帰ってきたときには「行ってよかった」と思えるはずです。僕はそうでした。まず行ってみることが大切なことで、辛かったら途中で逃げても構わないと僕は思います。挑戦したという事実は残り、2度目の挑戦をすればいいだけです。あなたの留学が素晴らしい経験になることを願っています。