留学内容
1. 主な目的
大学院・研究留学:塩害土壌でも生育が可能なイネ品種を見つけること
2. 概要
「塩害土壌」という言葉で画像検索をすると、所々が白く、乾いた土の写真が出てきます。白の部分は地表に出てきた塩分で、その塩分は植物から水分を奪い、容赦なく枯らしてしまいます。世界の灌漑農作地の約20%でそういった現象が起こっており、多くの農家の人達が苦しんでいます。
私は塩害土壌の問題を少しでも改善するため、農業で有名なタイのカセサート大学に留学し、塩害に耐性を持つ耐塩性イネを探す研究を行いました。最初の2カ月間はイネの栽培と塩害土壌へのフィールドワークに専念し、残りの期間はイネの収穫や分析などをしました。結果、修士論文に載せることができるほどには、良い成果を残すことができました。