留学内容
留学先でのNPOでは、住宅街の交差点にイラストを描くイベント(VBC: Village Building Convergence)のワークショップを行うなど、市民を主体的に巻き込む形でコミュニティデザインの活動に取り組んでいました。毎回ワークショップでは食事が出されます。この準備を手伝う事もしました。また、ジェントリフィケーションが起こり、社会問題としてホームレスが増えています。この問題解決のために、廃材を使ってタイニーハウスを作る体験もしました。
最終更新日:2018年08月06日 初回執筆日:2018年08月06日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
留学先でのNPOでは、住宅街の交差点にイラストを描くイベント(VBC: Village Building Convergence)のワークショップを行うなど、市民を主体的に巻き込む形でコミュニティデザインの活動に取り組んでいました。毎回ワークショップでは食事が出されます。この準備を手伝う事もしました。また、ジェントリフィケーションが起こり、社会問題としてホームレスが増えています。この問題解決のために、廃材を使ってタイニーハウスを作る体験もしました。
大学院に進学し、都市計画を研究するようになってから日本社会が抱える多くの都市問題に危機感を感じました。人口減少が進む日本で、多くの地方都市が衰退していく一方で、全米の地方都市の一つであったポートランドが近年全米一住みたい街に選ばれた秘策を知りたいと思いました。またグローバル化した今、SNSが発展し世界に容易に物事が発信できるようになったけれども、身近な人々との繋がりはあるのかと疑問を抱きました。
実際にワークショップに参加し続けると、多くの参加者が議論を交わし、自分たちの街を自分たちで良くしようという考えが強いと感じました。自分発信を尊重することで、多くの人が互いの考えを知り、人と人との繋がりが安全な街を築き人が集まる場ができて、持続可能なコミュニティが構築されることがわかりました。
柔軟性,思考,想像,発言,力
どんな時でも柔軟にものを考え、その考えに至るまでの経緯を伝えることで説得力のある考えを伝えることができると感じました。
留学を経て、多様性を尊重した生き方をしていくことを決めました。今までは、受け身の姿勢で生きてきて発言することを恐れたり、人の顔色を伺ったりしていました。しかし、様々な国の人たちを共に過ごしたことで、ふつうなんて存在しないことを実感しました。今後は、どんな時でも固定概念にとらわれずに挑戦していく気持ちを強く持とうと思います。
2017年
10月~
2018年
3月
ポートランドで、半年間はじめの3ヶ月は語学学校に通いながらNPOに所属していました。語学学校では、様々な国籍の生徒たちと議論をしたり、プレゼンをしました。サウジアラビアの生徒が多くいて、宗教観の違いをとても感じました。NPOでは、週に1度行われる住民に向けたワークショップを行い、その準備をオフィスでコアメンバーで会議をしました。また、ファームに実際に行ってアグリカルチャーの体験もする機会が何度もありました。多くのボランティアの参加者と、力を合わせて目標に向かって取り組む経験ができました。私生活においては、アメリカ人とルームシェアをして週末一緒に食事をしたり、街散策をずっとしていました。DIYが有名な都市で、実際に住んでいた家のペンキ塗りをする経験もできました。
学費:納入総額 480,000 円 |
住居費:月額 450,000 円 |
生活費:月額 300,000 円 |
学費:納入総額 480,000 円 |
住居費:月額 450,000 円 |
生活費:月額 300,000 円 |
小さい頃から海外には関心があり、何度も旅行では世界中を訪れては異国はかっこいいと思っていました。人は陽気な人が多いし、街並みがおしゃれに見えていました。しかし、今回の留学を経て私は日本が大好きになりました。異国に半年住んでみると、日本の良さがじわじわ感じる日々でした。例えば、オンタイムで物事が進むことや、清潔な街並み、物価の安さ、天候、特に日本食の美味しさ。その土地を訪れて、観光して楽しいことや綺麗なところだけを訪れる観光とは違い、そこに住むということは良いところも悪いところも見えます。ポートランドには、冬の期間だけ住んでいたので本当に毎日寒くて天気が度読んだ日々が続きました。朝起きて、天気が良いとそれだけでハッピーな気持ちになれました。天候が人も体にこんなに影響しているのだと、身をもって体験しました。そして、湯船に浸かることはない生活でどうやって体の芯から温まるか考えた際に、鍋だ!と考えつきました。ミーティングの際にみんなでランチをする機会があったので、せっかくなのでみんなに鍋を知ってもらおうと思いました。多くの野菜が取れて、みんなで一つの鍋をつつくことに、メンバーは関心を持ってもらえました。今、ポートランドにも多くの日本食レストランが出店され、日本食は大ブームです。異国に出てみて、日本食の美味しさや律儀さや思いやり精神を再確認できました。
私は、一年間大学院を休学して留学することを決めました。本当は、大学生の時に長期留学がしたかったのですが一年休学して友達たちと学年が変わること嫌で諦めました。しかし、今なら何年でも休学や留年してでも世界を経験してきた方が良いと思います。日本は、島国で他の国の文化や人々と自然と交流する機会は他の大陸が繋がっている国々とは異なると思います。日本人コミュニティーだけでことが済んでしまう日本国では、どうしても意図的に外の世界を知ろうと思わない限りは見えない部分が多いです。しかし、毎日目まぐるしく世界は変化し続けていって、その進化には固定概念にとらわれない挑戦心を持った人たちが多いです。どうしても、子供の頃から受け身の教育を受けてきた日本人にとって、なぜ?どうして?と考える機会は他の国々の人たちより少なく感じました。そして、彼らは疑問に思うと議論をします。これも日本人には少ないのではないかと思いました。レールに沿った生き方も一つの方法です。しかし、もし休学や留年によって留学することを諦めようとしている方がいらっしゃるのならば、経験はお金で買えるものではなりません。そして、経験は今後の人生を豊かにするものとなるのは間違いないです。毎日学校にいって、授業を受ける経験より異国の地で実際に本物に触れる経験をすることを私はお勧めします。
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