留学内容
人間の声帯の解析を行った。人の体の働きの多くは解明されているが、声帯の動きは未だに謎の多い部分である。声帯は常に閉じたり開いたりを高速で繰り返している薄い膜であり、その声帯の開閉のスピードは人や病気の有無などによって大きく違うが、詳しい理由は判明していない。喉はとてもデリケートな部分かつ高速で動いているため、解析などもなかなかできない難しい個所であるため、ハイスピードカメラを導入することで声帯の動きをカメラで取得した。その得られた動画像に対して特殊な信号処理を行うことで、声声帯の動きを解析して、病理診断システムの構築を行った。また、声帯を自動で特定するプログラムを開発し、その内容を学会で発表した。