留学大図鑑 留学大図鑑

成田瑞

出身・在学高校:
灘高校
出身・在学校:
京都大学医学部
出身・在学学部学科:
京都大学医学部
在籍企業・組織:
国立精神・神経医療研究センター


最終更新日:2019年08月29日 初回執筆日:2019年08月29日

公衆衛生大学院でメンタルヘルスを研究

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ジョンズホプキンス公衆衛生大学院
  • アメリカ合衆国
  • ボルチモア
留学期間:
10か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 2,500,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

公衆衛生学における基本的知識とスキルセットの確認、とりわけ統計解析の習熟を目指しました。加えて、各研究分野の第一人者のプロフェッサーのもとでの研究スキルを高めました。具体的には双極性障害遺伝負因者のリスク因子に関する研究を行いました。

留学の動機

もともと友人の自殺を契機に精神科医を志したので、自殺予防のもっとも進んだ研究をしている機関でトレーニングをする必要がありました。

成果

論文発表前なので具体的な因子は明らかに出来ませんが、双極性障害遺伝負因者の発症や重症度に関わる因子を複数同定しました。

ついた力

研究力

世界トップのプロフェッサーと働くことで根本的な研究スキルが上昇しました。

今後の展望

残りの人生で可能な限り有益な研究を行い、ひいては患者さんの利益に繋げていきたいです。

留学スケジュール

2018年
8月~
2019年
5月

アメリカ合衆国(ボルチモア)

主に疫学を生物統計を中心とした授業を履修しました。スクールの課題、論文執筆、米国研究機関への就職活動を同時に行う必要があったので時間的にも体力的にもタフでしたが、苦労の甲斐ありジョンズホプキンスとスタンフォードの2校から博士研究員のオファーをもらうことが出来ました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

クラスメイトと記念撮影
卒業式
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

多様なバックグラウンドを持った各国トップの生徒が集まってきます。医学や公衆衛生学はもちろんですが、政治や歴史についてもディスカッションする機会が多く、実りある時間でした。

授業後の風景

チャンスを掴む準備を

  • 帰国後の進路 : 就職(国際機関・NPOなど)

卒業2か月前の時点で就職先が決まっておらずかなり焦っていました。しかしそんな中で粛々と統計スキルを高めたり、論文執筆して業績を増やしたり、チャンスが得られた際の成功率を高めるための準備をしていました。ジョンズホプキンスは個人的な繋がりから、スタンフォードは公募からチャンスを得ましたが、どちらも前もって準備をしていたことで良い結果が得られたのだと思います。

健康が第一

  • 生活 : 食事

体を壊しては研究が出来ないこと、医療費が非常に高いことから、健康管理がプライオリティでした。日本でしていなかった自炊もするようになり、魚、野菜、果物を中心とした食生活になりました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

能力を示せば若いアジア人でもプロフェッサーは動いてくれます。日本で物足りない人は絶対に出た方が良いと思います。