留学大図鑑 留学大図鑑

Maki

出身・在学高校:
共愛学園高等学校
出身・在学校:
東京学芸大学
出身・在学学部学科:
教育学部初等教育教員養成課程英語選修
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年12月12日 初回執筆日:2018年12月12日

アメリカでディベートを学び全米優勝

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ボールステイト大学
  • アメリカ合衆国
  • アメリカ・インディアナ州
留学期間:
9か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私は東京学芸大学からアメリカ・インディアナ州にあるボールステイト大学で交換留学をしました。留学の軸としたのはディベート教育です。
「ディベート」とは賛成側と反対側に分かれてある論題に関して討論をするゲームです。最近では多くの学校教育で取り入れられるようになってきましたが、まだまだ日本ではディベートを活かした教育が発展していません。そのためにディベート嫌いの生徒が出てしまったり、勝ち負けにのみこだわるゲームといった負のイメージが定着してしまっています。私自身、ディベートを高校と大学で部活動として取り組んでおり、ディベートでしか得られない『知的感動体験』を知っていました。そのため授業実践に活かす方法を模索し、日本の子どもたちの「言語運用能力」「思考力」育成のためのディベート活動を改善・活用するために、ディベート教育の本場であるアメリカに留学をしました。
実際には、大学のディベートチームに所属して成果をあげたり、教授の下でディベートのコーチングを学んだり、教育の場で小学生から大学生までのそれぞれの段階でのディベートコーチ経験をすることができました。

留学の動機

実は、絶対に留学はしないと決めていました。海外経験の少ない「純ジャパニーズ」でも英語はできるんだよ、ということを将来先生になって子どもに伝えることを目標にしていたからです。しかしある人から、「そんなプライド、誰のためにもならないよ。あとで後悔しても先生になってからでは留学できないかもよ。」と言われ、本当は行きたいという気持ちを押し殺すために正当化しているだけだったと気づいたのです。

成果

⑴小学校実習・地域のアフタースクールボランティアで言語教育実践をしました。
⑵ディベート強豪チームのボールステイト大学ディベート部に入部。結果的に、地域総合優勝と全米大会優勝を勝ち取りました。
⑶ディベート教育の専門の教授の下でディベートのコーチング論を学びました。実際に大学生のディベートの授業のTAをしたり、地域の高校のディベートチームのコーチも体験して実践的に学びました。

ついた力

カエルに成長する力

日本という環境にいた私は「水槽の中のオタマジャクシ」にすぎなかったことに留学をして気づきました。
日本を飛び出して留学をしたことで私はカエルになれたと思っています。その力とは、
①水中でも空気でも呼吸ができるカエル:異文化の社会にも馴染んで生活できる力、変化対応力
②脚が生えたジャンプ力のあるカエル:自分の力で活動を積極的にできる力、問題解決能力

今後の展望

私は現在、留学支援活動に取り組んでいます。普段は留学啓発イベントや留学情報の発信、学校での講演やワークショップをしているので、ぜひSNS等を通して情報をゲットしてみてください。留学を通して夢を発見したい・夢に挑戦したい人を私は心から応援しています。

留学スケジュール

2017年
8月~
2018年
5月

アメリカ合衆国(インディアナ州)

・現地の大学で授業を受講(秋学期・春学期)
・小学校実習
・ディベートチームでの活動
・地域でのボランティア活動(小学生のアフタースクール)
・地域の高校ディベートチームアシスタント
・大学の授業TA

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

大学のアメフト観戦
大学の友達
ディベートのコーチと
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

地球の反対側に、ベストフレンドを見つけました。
今でも毎週電話で連絡を取るほどの仲です。
人との繋がりは一生残る留学の財産ですね。

My BFF
ハロウィンパーティー

留学中にやってしまった、私の失敗談

ディベートの全米大会への出場が決まってから、私は1か月以上ものすごいストレスと緊張観のなかで練習をしていました。ご飯を食べたり、夜部屋に帰って寝ることもきちんとできないくらい、人生で一番努力した日々と言っても過言ではありませんでした。そんなある日、私はお昼ご飯を大学のカフェテリアで食べようと思って、食事をトレイにのせて運んでいるときについつい気を失うように寝てしまったのです。すると私は崩れ落ち、トレイやお皿も落ち、スパゲッティーのトマトソースが飛び散り、大変な惨事になったそうで。学校中がテロでも起きたのではないかとびっくりするほどの大事件を起こしてしまってから、しっかり寝て食べることの大切さを知りました。

ちなみにアメリカの食事はおいしいですよ。
お寿司もあります

留学前後での、自分の変化

留学前の私は「挑戦!」「成長!」「自信!」という言葉をキーワードにとにかく張り切って意気込むタイプだったのですが、帰国後は「家族」「友情」「信頼」という言葉が似あう人間になったように思います。なぜなら、私の留学生活そのものが、私に繋がる人にとっても支えられたものだったからです。 
留学の出発前に送り出してくれた友達や家族の暖かさ、現地で出会っていつも一緒に付き合ってくれた仲間たち、ディベート部の最高のチームメイト、教授や学校の先生方、ルームメイトやホームステイ先の家族。私一人では留学は絶対に達成できなかったと思います。
留学前は、とにかく自分の力で何でも頑張ろうとすることが多かったのですが、日本でそれが通用しても留学先ではそれではうまくいきません。困った時は誰かの助けを借りたり相談することで、自分の力では絶対に達成できなかったであろう成果を得られます。
実はディベート部の入部も、私は初めは怖気づいてしまってためらったのですが、その気持ちを正直にコーチに伝えたことがきっかけに、選抜チームに抜擢して全米大会に出場することができました。誰かに相談したり、誰かを頼ることで初めて信頼関係を築くことができるものなのです。

ディベート部の合宿
ルームメート
アメリカで得た初めての友達

奨学金を獲得するための志望理由書の書き方

  • 費用 : 奨学金

志望理由書を書くのって大変ですよね。特に奨学金等を得るための書類では、留学のテーマや計画など細かく聞かれることがあるので、面倒です。しかし私はその志望理由書こそが留学準備で一番大事な部分だと思っています。
奨学金のために書く志望理由書次第で、何百万というお金の補助を得られることができます。それは、アルバイトを何か月しても稼げないような大金ですから、もちろん簡単なことではありませんは応募する意味はあります。さらに、志望理由書に書いたことは意外と実現するものです。「書けば叶う」と私はいつも行っていますが、逆に、志望理由書に何も書けないようでは留学中に何も達成できないに等しいと考えてよいでしょう。ですから、大変なこととは言えしっかりと出願書類と向き合うことをおすすめします。
では、どのように書いたら良いのでしょうか?
その方法はここには書ききれないないので、私の留学ワークショップやイベントでお伝えしております。また、私は普段無料で留学カウンセリングをしています。これまでに中学生~大学生院生までの個別の面談を通して自分だけの世界にひとつの志望理由書と留学計画をつくっています。良ければご連絡ください。

留学相談受付中です~!

これから留学へ行く人へのメッセージ

「留学が人生を変える」とよく聞きます。そうではありません。人生を変えるのは留学ではなく「あなた自身」です。どうやったら自分自身を成長させられるかと向き合うこと、失敗を恐れずに前進する勇気をもつこと、が大切です。そして、今留学に関して壁や悩みを感じている方へ。不安も多くあるでしょうが、壁を感じることができるのは成長を求めている証拠です。自分を信じて一歩踏み出してみてください。