留学内容
自分が思い描いていた”グローバルに活躍できる公衆衛生獣医師像”を目指し、3つの柱となる目的を立てて3カ国を巡った。1つ目が一般的な英語力に加えて医療英語の向上、2つ目が獣医師としての実践的な診療技術や防疫関連技術の取得、3つ目が最先端の研究室にて、実験操作技術の向上と疫学調査のノウハウを学ぶことだった。3カ国とも英語を日常的に使う国だったので、1つ目の目標は自然とクリアできたが、まだまだ力不足なので今後も取り組み続けたい。2つ目の目的に関してはオーストラリアの野生動物病院、およびガーナの動物病院にて取り組んだ。常に獣医師や動物看護師について、診療に携わるうちに沢山の学びがあったし、海外伝染病や防疫に関しての理解を深めることができた。3つ目の目的に関しては、Tufts University Cummings School of Veterinary MedicineのDr. Runstadlerの研究室に所属させてもらい、鳥類のウイルスに関する研究を通して取り組んだ。自分自身で実験計画を立て、必要な材料を揃え、何度も実験に取り組むうちに技術が向上したのは勿論、ラボメンバーの研究に対する熱意に触れて非常に良い刺激をもらえた。疫学調査に関しては情報の入れ違いがあり残念ながら参加できなかったのだが、次回の参加枠を確保してもらっているのでそこで達成できれば、と思っている。