留学内容
日本のものづくり分野において、繊細な作業ができる日本人だからこそ作り上げられる製品というものが多く存在します.しかし、日本にいるだけでは日本独自のノウハウや良さというものを感じ取ることができません.私は工作機械に興味があり,将来は世界を視野に入れた工作機械の設計者になりたいという夢があります.そこで、日本の企業が多く進出しているタイに行ってものづくり分野に身をもって接し、本当の日本の良さを発見・タイの実状を知るために,次の内容に留学計画を立てました.
①工作機械に関連するテーマで研究を行う (専門知識を身に付ける)
②共同研究に加わりタイが持っている技術的な課題について知る(タイの技術力を知る)
③日本・タイでそれぞれ行われる工作機械とその周辺機器に関する展示会に参加しヒアリングを行う(ものづくり違いやトレンドについて知る)
留学前は,タイの国民性からとにかく作ることに専念をしていると予想していたが,実際は改善や高効率,コストの削減などに取り組んでおり,日本とタイの産業の共通点が多く伺えた.しかし,IoTといった情報技術の導入は日本が進んでおり,タイの今後のニーズは日本にあるのではないかと感じた.