留学内容
留学先のメチョー大学とミャンマー獣医科学大学の協力のもと、タイ・ミャンマーで合わせて102の農家様の元を訪問しました。訪問先ではダニの捕獲装置を用いた自身の研究を行いつつ、現地の養鶏の飼育環境について調査しました。この調査結果から日本の養鶏との違いを探り、外国人技能実習生に何を求めるべきなのかをまとめ、外国人技能実習生向けのガイドラインの作製に取り組みました。
最終更新日:2019年05月15日 初回執筆日:2019年05月15日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
留学先のメチョー大学とミャンマー獣医科学大学の協力のもと、タイ・ミャンマーで合わせて102の農家様の元を訪問しました。訪問先ではダニの捕獲装置を用いた自身の研究を行いつつ、現地の養鶏の飼育環境について調査しました。この調査結果から日本の養鶏との違いを探り、外国人技能実習生に何を求めるべきなのかをまとめ、外国人技能実習生向けのガイドラインの作製に取り組みました。
トビタテを知る前から大学での研究を現場に還元したいという想いと学生のうちに留学を経験しておきたいという2つの想いがありました。そんな中、トビタテの話を聞き、手厚い援助と自由度の高い留学ができるという点に惹かれ応募しました。
タイ・ミャンマーの人々は衛生に関して意識はしているものの、知識的な面で課題があると感じました。特に薬剤使用に関して不安な要素がありました。いくつかの薬剤はその成分が鶏肉や鶏卵に移行し、人に影響する危険性がありますが、現地の人々は他国から輸入された用途不明の薬剤を使用しており、意識と知識の程度を把握することができました。
謙虚に生きる力
この留学は関わってくださった方々がいなければ成し遂げることができませんでした。力が無く、熱意だけの学生が「現場に貢献したい!」と取り組んだところで、その力は些細なものです。しかし、そんな私のために情報や金銭等の援助をしてくださった方々がいたからこそ、ここまで成し遂げられました。これからも謙虚に、周りに感謝して人生を歩んでいければと思います。
外国人技能実習生が日本の鶏飼育管理について学べる指導法の確立を目指します。指導法としては飼育管理について最低限必要なことを記載したガイドラインを作成します。これに加え、日本の農家様が海外で行われる養鶏について知り、そのギャップを認知した上で指導を行える指導書も作製します。そしてこれらを農家様に配布すると共にその指導にも参加し、外国人技能実習生への指導に協力します。
2018年
8月~
2018年
11月
メチョー大学の先生と学生と共に、6地域・91農家様を訪問しました。タイで思ったことは人々が優しすぎるということです。研究は基本土日に行くことになっていましたが、先生や生徒は休みを返上して協力してくれ、他の研究室の先生も研究のためにご自身の村を案内してくれました。
この協力のおかげで衛生環境の調査を進めることができ、タイの人々はニワトリに対して強い愛着があり、飼育方法も日本と異なる点を見つけることができました。また、タイの大学は現場と近く、大学の先生と農家様が意見交換するシーンが良く見られ、見習うべき点であると感じました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
タイは中進国として発展が進んでいる国で非常に活気があります。私は平成生まれですが、自分がもし昭和時代に生まれていたならば、当時の日本はこのくらい活気づいていたのではないかと思うこと多々ありました。その一つチェンマイ大学で開催された山登り行事です。
これは新入生が仮装をしてドイ・ステープ山に登り、標高約1000mにある寺院にお参りするイベントです。友人との話では、大学生活では色んな困難があり、この山登りを達成できないようではそれを乗り越えることができないという想いがあるそうです。また山登りの開始前は各学部ごとにパフォーマンスがあり、生徒全員が大きな声を出しながら気合いを入れていました。加えて、山登り終盤では生徒が再度気合を入れてダッシュでゴールしており、この活気がタイの未来を象徴しているように感じられました。同時に日本もタイに負けていられないと感じさせられました
私が留学中に一番苦労したのが食事です。口と体に合わなかったのが少し辛かったです。しかし、タイ・ミャンマーのどちらでも肉料理は私の口に合い、肉料理は世界共通で美味しい料理なのかもしれないと思いました。食事の際は内蔵系の料理でないかなど、その安全性も注意しながら現地の肉料理を楽しんでいただければと思います。