留学内容
留学は前後半に分けました。前半では香港の研究機関にてインターンシップを行い、後半にはアメリカの大学へ交換留学をしつつボランティア活動に取り組みました。前半では省エネルギーを実現する技術の開発を通じて「省エネを実現する知見/技術を養う」こと、後半ではサステナビリティ学の受講やボランティアを通じて「社会の持続的なエネルギー利用を達成するための検討事項を知る」ことをそれぞれ目的としました。
【前半】IAESTEという国際機関の研修プログラムを利用し、香港理工大学のパワーエレクトロニクス研究センターで2ヶ月間インターンシップをしました。「電気自動車用バッテリマネジメントシステムの構築」という、バッテリの故障の原因となりうるバッテリ内部の電気的作用を防ぐシステムの開発をテーマとしました。先行研究の回路動作や性能をシミュレーションにて確認し、実証回路を作成して実験を行いました。
【後半】研修を終えた後はカリフォルニア州立大学サクラメント校の電気工学科に交換留学を始め、電力系統の経済的な運用方法、商業法、エネルギー利用の環境影響評価、サステナビリティ学とその実践、環境科学セミナーといったクラスを受講しました。また、並行して学内機関「Sac State Sustainability」に所属し、キャンパス内のあらゆるものを持続可能な仕組みにする活動を手伝うボランティアを行いました。