留学内容
私達は、グローバル化した社会に生きています。
外国で作られたものがすぐに手に入ったり、町中で日本在住の外国人とすれ違う機会が多かったりする中で、何世紀も前に作られた「国家」という枠組みは、どのように私たちの生活やアイデンティティに影響を与えているのでしょうか。また、今後、国家の役割はどのように変わっていくのでしょうか。
私は、このテーマを考える大きなヒントが、4つの公用語を持ち、多様な民族で構成されていながらめざましい経済発展を遂げてきたシンガポールに隠されていると考えて、シンガポール国立大学で1年間ナショナリズムの勉強をしてきました。
留学先のシンガポール国立大学では、主にシンガポール社会や歴史についての概要を学ぶことのできる科目を履修しました。
講義やチュートリアルでのディスカッションを通して、シンガポール人の考える「シンガポール人らしさ」はどのようなものなのか、さらにその「シンガポール人らしさ」に国家がどのように関係しているのかという点を勉強しました。