留学内容
Columbia CCTIという、コロンビア大学が所有する研究室に行ってきました。コロンビア大学はアメリカでも有数のトップレベル大学です。私はDr.藤崎のもと、幹細胞ニッチの最先端の研究について、並びに臨床研究に必要な実験の手法について学んでまいりました。幹細胞ニッチとは要約すると幹細胞が性質を維持するために必要な場のことです。大きな研究のゴールは、幹細胞ニッチが免疫特権部位であることを証明することです。この研究は最終的に新しいがんの治療法につながります。また実験の手法については、生体顕微鏡の扱い方について学びました。勉強会、学会を通して将来のキャリア形成について大きな刺激をもらいました。またジョンズホプキンス大学で2か月臨床実習を行いました。そこで私は英語でのプレゼン能力を大いに向上させることができました。そして腫瘍を扱う実習科を中心に総合的診療能力を身に着ける実習を行いました。実習内容は患者さんを割り当てられて、毎日状態を把握し、問題点を上級医にプレゼンしフィードバックをもらうという実践的なものです。そして最新の臨床研究や治療法についても学びました。さらにアメリカの女医、女子医大生に仕事と家庭についてのインタビューを行いました。