留学内容
私は自身の実習の体験などから、ドゥーラという産後間もない母子・家族に寄り添い、育児に関する身体的・精神的ケアを行う職種に興味を持ちました。そのためドゥーラの発祥の地であり、認知度が高く、多くの方が活躍しているアメリカでドゥーラについて学んできました。
実際には留学期間の最初の約2ヶ月間は語学学校に通い、たくさんのクラスメイトや先生などとの関わりから自身の英語力向上を目指しました。その後の約6ヶ月間は日本の母子支援センターのようなNPO団体で運営に関するボランティアを行いながら、自分自身のドゥーラコミュニティの拡大、ドゥーラの資格取得に向けた活動などを行いました。ボランティアを行っていたNPO団体は地域の妊娠期から産褥期まで幅広い期間におけるケアを提供していたため、授乳や睡眠などの育児方法の知識や技術を身に付けることができました。ドゥーラの資格取得過程では、実際に産後の家庭を訪問し、授乳や沐浴、寝かし付けなどのケアから、調理や洗濯、上の子供の世話など様々な活動を実施しました。また訪問する事で実際にどのような苦悩を抱えながら、退院後地域で生活しているのか、どのような支援が必要なのかなどについても把握することができ、多くの学びを得ることができました。