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ももこ

出身・在学高校:
大阪桐蔭高等学校
出身・在学校:
立命館大学
出身・在学学部学科:
文学部人文学科国際コミュニケーション専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年10月25日 初回執筆日:2019年10月25日

ミネソタで異文化理解を学ぶ!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミネソタ大学ツインシティーズ校
  • アメリカ合衆国
  • ミネアポリス
留学期間:
9ヶ月
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,690,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEFL ibt 80点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL ibt 92点>

留学内容

2018年8月ー2019年5月ミネソタ大学ツインシティーズ校に交換留学し、異文化間コミュニケーション学を学ぶためコミュニケーション学を中心に履修しました。授業で多様な価値観の受け入れ方、多様なバックグラウンドの人々が集まるチームでどのように振る舞うべきか、移民についてなど多民族国家であるアメリカらしい講義が多かったです。同時に日米ミネソタ協会で2018年12月から2019年5月までメンバーシップコーディネーターとしてインターンシップを行いました。日本文化に関わるイベントの運営してまさに日本とアメリカの架け橋になっている日米ミネソタ協会では高校生の日本語クイズ大会、日本酒のテイスティング、メンバー同士の交流会など様々なイベントが行われており、準備や運営をサポートしました。日本に興味があるアメリカ人の方やアメリカで活躍されている日本人の方とお話しする貴重な機会にもなりました。

留学の動機

幼いころから海外や言語学習に興味がありました。以前カリフォルニアに語学留学してから、いつかアメリカの大学で勉強したいと思うようになりました。日本社会に広まる外国人への批判的態度や見た目が周りと違うと差別される風潮、みんな一緒が一番いいという考え、女は女らしくといった考え方に、昔から疑問を持っていて違う文化の人を尊重するといった考えの異文化間コミュニケーションを学びたかったので今回留学しました。

成果

様々なルーツを持つ多様な人々に出会いました。日本文化発信活動として寮では日本食パーティーを開いたり現地の子供たちに折り紙を教えました。学校、インターンシップで学んだことはチームでの働き方です。インターンでは毎回の質問に丁寧に答えてもらえて、ミスをしても頭ごなしに叱られたり嫌味を言われることがなく驚きました。講義でも異文化を受け入れながらみんなが気持ちよく働けると成績も伸びるということを学びました。

ついた力

行動、頼る力

語学面で苦労することが多かったのですが、積極的に授業中質問をする、教授に聞きにいく、寮の友人に相談するなど積極的に行動することでみんなが助けてくれました。ためらっていても誰も助けてくれない環境が逆に良かったと思っています。精神的につらくなった時は友人におすすめされた大学構内のカウンセリングサービスに頼りましたが、一人で悩むよりもずっと早くに解決できました。

今後の展望

海外で働くことに興味があり、異文化間コミュニケーションや言語学の専門知識を身につけるためアメリカの大学院への進学を目指しています。また自分が学んだこと(人と違っていていいこと、アメリカでのジェンダー観など)を他の人、特に若い世代に伝えていきたいです。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
5月

アメリカ合衆国(ミネアポリス)

2セメスターの交換留学。異文化間コミュニケーション能力、移民について、グループでのコミュニケーションについての講義に加えて言語学や部活がわりのキャンパスバンドの授業も取っていました。留学生、現地学生が半分ずつ在籍する寮でも国際交流イベントや日本食イベントを企画し運営しました。世界中からの留学生や現地学生と暮らした寮生活は忘れられない思い出になりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

180,000 円

生活費:月額

- 円

ミネソタの冬は寒く‐40度になった日もありました
ミネソタ大学の門
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

180,000 円

生活費:月額

- 円

2018年
12月~
2019年
5月

アメリカ合衆国(ミネアポリス)

Japan America Society Minnesota(日米アメリカ協会)でインターンシップをしていました。メンバーシップコーディネーターとしてのお仕事の他にも日本酒テイスティング、アニメのイベント、日本料理店でのメンバー同士での交流会など、日本文化に関するイベントを中心にお手伝いをしていました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

インターン先オフィス周辺の街並み
イベントでのご飯は日本食!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

自分らしくいることが留学先では日本にいる時よりも簡単だったと思います。
講義中でも学生は教授の言っていることに納得できなかったら意見を言い、教授もその意見に真摯に向き合い答えている姿がとても印象的でした。また、政治問題や社会問題について疑問を持つことや議論することも学生間で普通に行われていて、差別的な発言をしない限りはどんな意見でも受け入れられている印象があり、みんな一緒がいいという見方はあまりなかったです。
テレビでの容姿に対する批判も一切なく派手なファッションも個性があっていい、と受け入れられていました。自虐という考え方がなく、私が見た目でコンプレックスのあるパーツについてや自分の服装があまり受け入れられなかったことを友人に話した時はそんなこと気にすることじゃないし自信を持ってと本気で怒られました。日本でもこの考え方を広めていきたいです。

特に仲の良かった友人たちと

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

出身国が違ってもこんなに仲良くなれて、なんでも話せるようになるのかと驚いた友人がいます。彼女はパキスタンから1セメスターだけ留学している留学生で同じ寮に住んでいました。彼女とはお互いの国について習慣や文化について話したり、課題が忙しい時期にはお互い少し話をしてひとやすみをすることもありました。私は今までムスリムの人に対して、厳格な宗教観を持っていて少し別の世界の人だという偏見がどこかありました。彼女もムスリムでしたがお互い話すうちに、ムスリムの教えでは親や客人をとても大切にしていてパキスタンでは外国人はもてなされていること、彼女自身がとても穏やかでお茶目な面があることなどがわかり宗教で人をジャッジすることはできないことを学びました。今でもよく連絡を取り合っています。

寮のハロウィンパーティーで
パキスタンのブレスレット

周りと積極的に関わる

  • 住まい探し : 学生寮

留学前の私にとって学生寮は未知の領域でしたが留学するうえで学生寮に住むというのは最高の選択だったと思います。課題の後にみんなで映画を観たり、社会問題について真剣に話し合ったり、外国の文化を料理やダンスで実際に見せてくれたりと自分を成長させてくれるきっかけになりました。もちろん全員と仲良くすることは難しいしなかなか一人の時間がとれなかったりとストレスもありますが、それでも困ったときに助けてくれる友達が見つかります。最初は友達を作るのは難しいですが、諦めずにいろんな人と話してみるのをおすすめします!また、ストレスがたまったりルームメイト間でトラブルがあった場合もアメリカの大学ではカウンセリングが充実しているところが多いのでしっかり活用して解決していく方がいいと思います。

モロッコからの留学生が振る舞ってくれたモロッカンティー
寮の交流パーティー

留学前にやっておけばよかったこと

語学はいくら勉強しても十分すぎることはないと感じました。実際に語学留学をしていたり外国人の友達がいたりして英語に関しては少し油断していたのですがいざ行ってみると講義についていくのが最初本当に大変でした。アカデミックな単語は使う機会は少なく見えますが、覚えておいて損はないと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

言葉も文化も違う留学先で挫折したり落ち込んだりすることはあるかもしれませんが、それ以上に達成感、刺激、一生ものの出会いがあります。不安はあると思いますが、いろんなことに挑戦してたくさんの人に会って楽しんでください!