留学内容
従来のスーパーコンピュータの性能向上に関して限界がきている。特に消費電力が20MWと莫大な数値であり、淡路島の全世帯分を賄う電力と同等である。それに対して、脳はスーパーコンピュータとほぼ同等の性能を持ち、消費電力が約20Wと非常に優れている。この脳をコンピュータとして開発すればよいが、アメリカでしか研究が行われていないため技術とそのノウハウを学ぶため留学に行くことを決意した。本留学では、従来のコンピュータとは異なる脳を模倣した新しいデバイス、いわゆる脳型デバイスの作製する研究を行ってきた。具体的には、脳機能の一つである記憶回路をデバイス上で実現し、最低一つ試作品を作ることを目標として設定した。