留学内容
私は世界中の人々が安心・安全で健やかな食生活を送る未来を作りたいという思いから、アメリカで最先端の食品科学を学ぶことを目的に留学をした。長期的な目標として、環境や人体を第一に考えた良い商品を一部の富裕層や関心のある人だけではなく、十分なお金や時間をかけることのできない人々の手に届けるという形で社会貢献をすることを掲げ、その第一ステップとして、本留学では長期的な目標の達成に向けた必要知識の取得と、言語や価値観などの違いにとらわれず世界と対等に渡り合える力を獲得することを最大の目的として設定した。留学期間中はカリフォルニアの農業やサスティナビリティ、栄養学の授業など日本では開講のない様々な授業を履修することができ、とても刺激的であった。実践活動としてはFeeding Americaという米国で最も大きいフードバンクでボランティア活動を行なった。本団体は、国内の製造業者、小売業者、農家、企業、財団法人、個人からの寄付を通して食料や寄付金を調達し、それらを全国のフードバンクに配布している。この団体の一つがR'Pantryという学内組織である。Feeding America とR'Pantryという繋がった2つの組織での実戦活動により、アメリカの大規模フードバンクの全体像を把握することができた。