留学大図鑑 留学大図鑑

Anna

出身・在学高校:
大阪府立千里高等学校国際文化科
出身・在学校:
立命館大学
出身・在学学部学科:
国際関係学部国際関係学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月19日 初回執筆日:2019年11月19日

IT日本語人材育成インターンシップ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 株式会社Sun*
  • ベトナム
  • ハノイ
留学期間:
5か月
総費用:
600,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 820,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC860点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

今回の留学におけるテーマは「ベトナムと日本の架け橋になる」ことです。国際関係学のなかでも開発学を専門としている私にとって、新興国と呼ばれる国に実際に足を運び、その地の発展に貢献するということは予てからの一つのビジョンでもありました。トビタテ以前に経験した1年の交換留学でその思いは更に高まり、現在新興国の中でも最も勢いのある国の一つとされているベトナムにインターン生として飛び立ちました。
現地では、ハノイ工科大学と提携して、IT人材の日本語教育や、日本就職への支援、渡航前後のサポートなどに携わりました。また、ベトナム人学生の日本へのインターンシッププロジェクトなどにも携わりました。

留学の動機

私が今回の留学を決意した動機は主に2つあります。
まず一つ目は、私の専門分野でもある国際開発学の研究の対象となっている新興国の発展やその問題を直接肌で感じることで、その学びを更に深めること。そして二つ目は、今や日本の一つの大きな問題となっている人材不足を解決する手立てとなっている海外人材受け入れの事業に携わりたいと考えたからです。

成果

5か月間、ほぼ現地の人々と変わらない生活を送ることで、ベトナムで現在進行形で進む発展を自身の体験として経験することができました。高度な経済成長を感じながらも、未だ多く残る課題を発見することができ、自身のこれまでの学びがただの理論から、実学となった瞬間でもありました。
また、インターンシップの内容としても、目標としていた人数の学生を日本に送り出すことができ、目標達成することができました。

ついた力

受け入れ力

自分の中で勝手に形成されていた「これが当たり前」という物差しを良い意味で壊すことができました。全く歴史的背景や文化の違う国では、自分の中の当たり前など通じるわけもなく、その当たり前という概念を取り払い、目の前で想定外すぎることが起こっても慌てず、まずは受け入れて対処する力が身についたと思います。

今後の展望

今回の留学では、新興国の課題に気が付いたものの、まだそれを解決するというステージには至りませんでした。その課題を解決すべく、まずは自分が貢献できる力を社会人として磨き、途上国開発というフィールドに携わっていきたいと考えています。
また、もう一つの私のテーマであった海外人材受け入れについては、今後自身が働いていく中で、貢献できる部分だと考えています。

留学スケジュール

2018年
8月~
2019年
1月

ベトナム(ハノイ)

ベトナム・ハノイのIT企業にて5か月間のインターンシップを行いました。内容としては、ハノイ工科大学と提携して、IT人材の日本語教育や、日本就職への支援、渡航前後のサポートなどに携わりました。また、ベトナム人学生の日本へのインターンシッププロジェクトなどにも携わりました。目標としていた人数の学生を日本に送り出し、彼らが日本で活躍している姿を見て、海外人材の将来性を感じました。現地では同僚のベトナム人女性と共同生活を送っていたため、現地の人々と近い生活をおくることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

50,000 円

項目:交通費など

10,000 円

毎週のように通った現地のレストランにて。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

50,000 円

項目:交通費など

10,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

日本就職を目指す学生と関わるうちに、彼らの学びに対する真面目で貪欲な姿勢に感銘を受けました。学生の中には、貧しい農村の出身でありながら、村中が自分のために出資してくれてここにいるという学生もおり、そういった学生の学びへの必死さは日本では到底見ることのできないものでした。私は現地では「教える」という立場でしたが、逆に教えられることの方が多く、ココでしか得られない学びがたくさんあったと思います。

最終日に学生の一部と記念写真。

GRABの安全性

  • 生活 : 車

東南アジアでの主な交通手段はバイクですが、運転に慣れていない外国人にとって移動手段は配車アプリ(Grab)を使ったタクシー移動になります。とても便利なサービスですが、特に女性にとっては危ない場面も稀にあり、また外国人として不当に扱われる場合も稀にあるので、細心の注意が必要でした。

留学前にやっておけばよかったこと

自身が行く予定の会社が展開している事業内容の事前学習。私がインターンシップをさせて頂いた会社のメインの事業はIT事業であり、実際に私自身がIT事業に直接関わることはほとんどありませんでいたが、とは言っても一緒働く方はエンジニアの方が多く、チームとしてその方々を理解するために事前に基礎知識だけでも勉強しておかなければいけなかったと反省しています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学にも色々な形があり、留学に何を求めるかということも多岐に渡ると思いますが、自分が留学を経て何を得たいか、どんな自分になりたいかということは留学前にしっかりと考えておくべきだと思います。そしてその理想形を留学中も持っておくことで、現状と理想の比較を行ってまた目標を立てることができ、有意義な時間を送ることができると思います。