留学内容
ミャンマーのマイクロファイナンス機関にてインターンシップを行った。
インターンシップの目的は、マイクロファイナンス機関の零細企業顧客に有益な情報をフリーペーパーで発信し、経済的自立の支援をすること。またSNSを使い、農村地帯での生活状況やマイクロファイナンスに関する知識を発信した。
最終更新日:2019年11月13日 初回執筆日:2019年11月13日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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ミャンマー | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
ミャンマーのマイクロファイナンス機関にてインターンシップを行った。
インターンシップの目的は、マイクロファイナンス機関の零細企業顧客に有益な情報をフリーペーパーで発信し、経済的自立の支援をすること。またSNSを使い、農村地帯での生活状況やマイクロファイナンスに関する知識を発信した。
貧困問題に興味があった私は日本にいる時から、何か世界の貧困問題解決のために貢献できないかと考えていた。手段を模索しているうちにマイクロファイナンスを知ることとなり、アジアで最もマイクロファイナンス市場の競争が激化しているミャンマーで活動したいと考えた。
①フリーペーパーを通して農村地域に住むMFのクライアントに向けて、ファイナンシャルリテラシーという金銭の取り扱いに関するノウハウや農業に関する知識教育を兼ねた。
②MFの基本的な知識から、スタッフの仕事内容までMF機関内部の視点から、会社のSNSを通して発信を行った。何かを0から何かを始めるということ、また自分がイニシアチブをとって仕事を進めていく難しさを強く感じた。
聞く力
インターンシップでよく分かったことは、とにかく現地に足を運び顧客の話に耳を傾けなければ何も状況が把握できないということだ。零細企業という言葉の中にも、住んでいる土地や家族構成によって仕事も仕事内容も変わる。どんなことに悩みを抱えているのか、苦しんでいるかは顧客の表情を見て初めて分かった。それに気がついてからは一人一人に目を向け、家を周り話を聞いた。
留学を経て、世界に誇れる日本のサービスを通してアジア諸国のために働きたいという気持ちが強くなった。
2018年
4月~
2019年
2月
2018年4月 マイクロファイナンス(以下MF)の支店を訪問し活動現場を下見。本店(ヤンゴン)から支店までのアクセスが容易でないことから、現地のフリーペーパーを活用しファイナンシャルリテラシー(金銭管理に関する能力)、農業に関しての情報を発信する。
2018年8月 定量的な分析を行うためペーパーベースであった顧客の基本情報のデータ化を行った。
2018年11月 社内の情報共有を活発化させるため、それまで会社になかった社内報の作成を行う。それに際し、支店を訪れ現場スタッフへのインタビューを行いスタッフの声を拾った。また同月に、顧客の成功事例を取り上げ、SNSやフリーペーパーで発信するため顧客の元へ足を運びインタビューを行った。
2019年1月 新規支店立ち上げのため、PRも含めた求人広告の作成をミャンマー人スタッフと協力し作成を行い、人材の確保に尽力した。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
ミャンマーを好きになった瞬間は子どもたちに助けられた時でした。首都ヤンゴンから一人で地方に行き、パゴダなどを回り滞在場所まで戻ろうとタクシーを待っていたのですが、ちょうどその日は祝日だったため早い時間で営業が終わってしまうことを知らず、帰る手段をなくしてしまいました。しかし、そこにいた子どもたちが私の困っている姿を見て声をかけてくれました。その場所からどのように帰って良いか分からない私に、彼らは地図を書いてくれたのです。見知らぬ人に親身になってくれる彼らの姿にとても感動したことを覚えています。
経済的には貧困と称されるミャンマーですが社会的にはとても豊かな国だと思いました。人々はとても優しく、愛情に溢れています。ミャンマー人の性格は基本的に日本人と似ており、少しシャイな部分があり、一見大人しそうですが少し仲良くなるとユーモアがあふれている人ばかりです。このようなミャンマー人の優しさがあったからこそ私はミャンマーで生活できたと思います。
海外で長期的に住む中で最初は友達ができず孤独感にかられたり、自分の存在意義に疑いを持ったりすることはだれしもあるかと思います。私も現地での生活を開始しちょうど2ヶ月が経過した時、孤独感にかられることがしばしばありました。
でも私はそういう時こそ、新たな出会いのためコミュニティーを探し飛び込んでみようと思いました。私が飛び込んだのは、ミャンマーの学生団体でした。その後、その学生団体とは孤児院や僧院に行き子どもたちのため様々な活動を行いましたが、それを経て今でもつながりがありとても大事な仲間です。
苦しい時に自分の殻に閉じこもってしまうのではなく、そういう時こそ現地のコミュニティーに飛び込んでみると新たな出会いが見つかり現地での滞在がもっと楽しくなると思います。