留学内容
ケルン応用科学大学では、1セメスターを通し、デザインの3つの授業と言語の授業に参加した。
メインの授業として履修したIoTについての大きな授業は、デザイナーの他にエンジニアやエコノミストの学生とグループを組んだ横断的なプロジェクトだった。出身国や国籍が様々なグループメンバーとのバックグラウンドや言語、年齢の違いから、なかなか良いと思うサービスの価値観が合わなかったり話が噛み合わなかったりすることも多く、うまくプロジェクトを進めることができなかった。そこで、事前に話し合う内容を資料に起こしてからミーティングに参加したり、話し合い内容を積極的に文字やビジュアルにしていくようにすることで、グループメンバー間のイメージの食い違いを減らしていった。
ミラノ応用科学大学では、同じく1セメスターを通してデザインの2つの授業と短期ワークショップに参加した。また、ミラノデザインウィークで展示の設営、案内の手伝いをした。
授業では、実際にデザインをする対象となる商工会議所のフィールドワークやインタビューを通して提案内容をブラッシュアップしていった。グループメンバー全員が学部で違うデザインの勉強をしていたため、最初は価値観が合わず苦労もしたが、お互いを尊重することを意識し、最終的には全員が納得いく提案をすることができた。様々なバックグラウンドを持つメンバーと関わったことで、表現の幅が広がった。