留学内容
将来、製品の「カタチ」だけでなく使う人の「体験」も考えられるデザイナーになるために、ドイツのケルン応用科学大学(Köln International School of Design)でサービスデザイン(人の体験を考えるデザイン)、イタリアのミラノ工科大学(Politecnico di Milano)でプロダクトデザイン(製品のカタチを考えるデザイン)を学んだ。前半のケルン応用科学大学では動物園を楽しくするための新たなサービスを提案するプロジェクトに参加し、デザインだけでなくエンジニアや経営学専攻の学生とチームを組み、ケルンの動物園でのリサーチ、飼育員や経営者、来園客へのインタビューなども行い、最終的にケルン動物園の経営陣にサービス提案のプレゼンテーションを行った。後半のミラノ工科大学ではプロダクトデザインのプロジェクトに参加し、デザインとエンジニアの学生でチームを組み、航空機内の荷物入れのデザインを行った。オンラインリサーチや空港でのリサーチを踏まえデザインのコンセプトを設定し、実際に製品を生産する際の素材やネジ一本に到るまでの構造、部品数を示す図面を作成し最終提案を行った。またドイツ・ミラノ共に、デザインの展示会や博物館への訪問、ミラノでは世界最大のデザイン見本市・ミラノデザインウィークでの展示補助を行った。