留学内容
「ニュージーランド型野鳥保護」。これを自らの目で見て、聞いて、体験する。これが私が学ぶために行ったことです。ニュージーランドには多くの自然保護区があります。私はその中でもティリティリマタンギ島というオークランドから船で2時間の島に行きました。船旅は通常は快適で運が良ければクジラなどに会うことが出来ます。そこは有名なキウィはもちろんのこと、タカヘやプケコといった美しい固有種たちが生息しています。そのため多くの国から観光客が訪れています。そこで私は環境保全省の職員、ボランティアの方にインタビューをしました。「野鳥保護」の意義は何か。これからの野鳥保護や環境問題への取り組みには何が必要とされているのか。これまで疑問に思っていたことをすべて質問しました。そして実際にバードウォッチング!ニュージーランドの固有種やカラフルな鳥、日本など北半球から渡ってきた鳥などを見ました。丘の上からは壮大なスケールで展開される、海鳥、クジラ、イルカがする小魚の漁を見下ろしました。日本ではなかなか見ることができないすばらしいものでした。このようなことから、ニュージーランドでは独自の生態系を保全していくことと国民がそれらを実際に見て学ぶ環境が整えられていることを実感しました。それとともに、現在日本各地で作られている環境学習センターはその第一歩であり、今後はそれを教育に取り入れていくことが大切だと思いました。