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みく

出身・在学高校:
福島工業高等学校専門学校
出身・在学校:
福島工業高等専門学校
出身・在学学部学科:
ビジネスコミュニケーション学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年02月17日 初回執筆日:2020年02月17日

観光を学ぶ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Rent and Roll・Academy Madrid Plus・Thammasat University
  • タイ・スペイン
  • マドリード・バンコク
留学期間:
3ヶ月
総費用:
450,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 300,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
スペイン語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<A2>

留学内容

観光を学ぶこととSDGsのセミナーに参加することが留学のテーマでした.スペインのマドリードに2ヶ月,タイのバンコク郊外にあるタマサート大学に1ヶ月と3ヶ月以内の短期留学をしました.スペインは国の観光産業が占める割合が世界で1位ということもあり観光を学ぶのに最適なのではないかと留学先として選びました.マドリードでは,語学学校とインターンシップがメインでした.レンタサイクルショップでインターンシップを行い,実際に観光業に関わることでマドリードの観光の魅力がマドリードの人々にあるのではないかと感じました.タイのタマサート大学と福島高専が共同でISTSというセミナーを開催し,SDGsに関するワークショップに参加してきました.そのワークショップではただSDGsについての話を聞くだけではなく,身の回りに起きている社会問題からその原因や影響をグループでブレストしてその解決方法を考えることによってSDGsを身近なものとして捉えることができました.

留学の動機

地元のいわき市は東日本大震災の影響で観光客が激減してそれ以降約9年がたった今でも震災前の観光客よりも下回っています.高校生の時にボランティアとしていわき市で高校生ガイドを行ったりしたことで観光というものに興味を持ちました.そこで観光業が盛んな国で観光を学びたいと思ったことが留学の動機です.

成果

インターンシップを通して,マドリードの観光について学ぶことができました.マドリードでは観光資源がたくさんあるのはもちろん,地元の人が外国人を含めた観光客を受け入れる姿勢や観光しやすい交通が整っていることがマドリードの魅力だと感じました.

ついた力

臨機応変力

インターンシップ先では特に働く際のマニュアル等がなく,自分がその時に最善だと思ったことをするよう言われました.インターン先は人数が少なく,お客さんの対応が間に合わない時に,同僚に「こっちは人数が少ないけど順番に対応してるからもしそれで文句を言われてもこっちの責任じゃないから焦らなくて大丈夫」と言われました.そのおかげで周りの状況を見ながら自分にできることを臨機応変に対応することができました.

今後の展望

トビタテでの留学は3ヶ月と言う短期間で,やはりもっと長く留学してみたかったなと思いました.学生でいるうちにできることをとことんやることが私の学生生活の目標なので来年度に休学して長期で留学したいと考えています.

留学スケジュール

2019年
8月~
2019年
9月

スペイン(マドリード)

マドリードでは平日の午前中に語学学校に通い,午後と休日にはインターンシップを行なっていました.約2ヶ月の間はホームステイでスペインのリアルな生活を体験することができました.スペイン語を全く話せなかったので語学学校ではビギナーのクラスで基礎の部分からスペイン語を学び,毎日家に帰ったら復習をしてスペイン語のみでも日常生活を過ごせるレベルになりました.インターンシップでは事務作業,自転車の修理,お客さんとのコミュニケーション等,全ての業務を自分たちで行っていました.そのため色々な形でインターンシップ先のことを知ることができました.インターンシップ先の人はみんなフレンドリーで楽しく仕事をすることができて,私の“ホーム”的な存在です.

費用詳細

学費:納入総額

300,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

20,000 円

インターンシップ先のお店を経営+お世話になった家族のみんな
ホストファミリーとのフィエスタの様子
費用詳細

学費:納入総額

300,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

20,000 円

2019年
10月~
2019年
10月

タイ(バンコク)

タマサート大学ではInternational Seminar on Technology for Sustainability 2019 (ISTS)というセミナーの参加を目的にインターンシップを行いました.そのセミナーには全国高専,長岡・豊橋技科大から58名の日本人,タマサートの学生30名,その他海外から合わせて30名程度の学生がSDGsについてのワークショップに参加していました.国籍バラバラのチームを20チームほど作りグループごとに身近な社会問題やそれの原因や影響についてブレストし,最終的にはその解決策を盛り込んだFuture Universityを先生や他の学生たちにプレゼンしました.話す言語も生活環境も何もかもが違う人たちと同じグループで1週間SDGsについて議論することは大変なこともあったけれど,違う分野から違う視点から物事を見る,とてもいいきっかけとなりました.

費用詳細

学費:納入総額

50,000 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

10,000 円

一緒にプロジェクトを行ったチームメイト
伝統衣装の交換
費用詳細

学費:納入総額

50,000 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

10,000 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

私にとって留学は自分の経験値を爆上げするもの.日本での生活とは何もかもが違う.食べるもの,食べる時間,話す言葉,話す距離感,家族,友達など決して特別なことをしなくてもただ生活しているだけで全てが新しく全てが刺激的でした.旅行ではなく留学だからこそ日常だけど非日常な生活を送ることができるのだと思いました.経験は私にとってはものすごく大事なもので,留学をするだけで日常的な経験からそこでしかできないアクティビティに参加するなどの特別な経験ができると思います.

スペインのタパス

この国のことが、とても好きになった瞬間

それは2カ国とも”人“.一緒に語学を学んだ人,語学を教えてくれた人,一緒に働いた人,関わったお客さん,一緒にワークショップに参加した人,道を教えてくれた人などなど本当にいろんな人に出会いました.私はその人たちがいるからマドリードもタイも大好きな場所になりました.助けを求めればいつでも助けてくれて,いつでも冗談で楽しませてくれて,私の留学生活を充実したものにしてくれました.生活をしていく上で人間関係が思い出を作ると思います.どんなにいい留学計画だったとしても人間関係がうまくいかなければ留学していても孤独を感じ楽しくなくなるはずです.もちろん私が関わった人たちがたまたまみんないい人だっただけかもしれないけど,自分の留学をより良いものにするためには相手が誰であり自分がその人たちとどう関わるかがすごく大事だと感じました.話がちょっと脱線しましたが,私が留学先をすごく好きになったのは留学先で出会った人たちのおかげです.

マドリードでのインターン先の人たち

全くスペイン語がわからない状態での留学は意外となんとかなった

  • 語学力 : その他の言語

私はスペインに留学に行く前に少しだけスペイン語を学んだことがありました.しかし,挨拶や自己紹介程度で会話を理解することも会話することも全くできない状態でスペインに留学をしました.最初はヨーロッパだし英語は通じるだろうと思っていましたが,全く英語が伝わりませんでした.そのため自分が語学をどうにかしなくてはいけないと思い,語学学校での学習以外にも,ホストファミリーが家族同士で何か話してる時は何を言ってるか分からなくてもとりあえず話を聞いて耳を慣らすことに専念するなどしました.それを続けていたらなんとなく会話の内容を理解できるようになりました.もちろん留学前から現地の言語を理解できたことに越したことはありませんが,現地ではその言語のみで生活することになるので手っ取り早く言語の習得ができ.自分の努力次第で言語の壁はどうにかなると思いました.新たな言語習得を留学のチャレンジの一つにするのも面白いと思います.

留学前にやっておけばよかったこと

インターンシップ先の人と細かく連絡をとっておけば良かったと思いました.タイでISTSに参加する前の数日間はインターンとしてタマサート大学の教授の方にタイの観光について学ぶ予定でした.学校の先生がその方とお友達とのことで連絡をとってくださり,私がそこでインターンをする経緯をお話ししてくれてたと思っていましたが,話がきちんと伝わっていなかったためインターンをしっかり行うことができませんでした.

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧める理由は,普段体験できないことをたくさん体験することができることです.

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は一生の中で最も大きな経験になります.自分が立てた計画をこなすのはもちろん,一番大切なのは留学を楽しむことです.どんな状況にあっても留学を楽しいものにするかどうかは自分自身だと思います.後悔しないようにやりたいと思ったことはなんでも挑戦し,後悔のない留学生活を送ってください!