留学内容
今回の留学に関しては大きな柱が3つあった。一つはMITでの講義に参加することだ。MITの講義は非常に厳しいと聞いていたので、とりあえず講義内容についていくことを目標にした。授業前に読まなければならない読み物や宿題がたくさんあったので、それらをこなすことで精一杯だった。また、はじめのうちは英語のスピードになかなかついていけなかったが、日常生活を通して英語に慣れてくるとだんだんと聞き取れるようになった。2つ目は研究体験プログラムに参加することである。UROPと呼ばれるこのプログラムで、核データの評価手法の研究を行った。日本では核データの測定をするグループに所属しているので、評価側からのアプローチを通して核データ研究に対する知見を深めることを目的としていた。3つ目は現地の人々との交流である。MITの日本人会に所属してイベントの企画、運営に携わったり、日本の家庭料理を振舞ったりした。幸いにも日本に興味を示す人が一定数いたため、日本の文化に触れてもらうことができた。また、交流を通して彼らの持つ考え方の多様さに触れることができ、様々な人種、バックグラウンド、考え方が共存して生活している社会の実際を知ることができた。