留学大図鑑 留学大図鑑

HIRO

出身・在学高校:
栃木県立栃木高等学校
出身・在学校:
獨協大学
出身・在学学部学科:
外国語学部英語学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年10月26日 初回執筆日:2020年10月26日

人生を変えた留学(アメリカ・南アフリカ)

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カリフォルニア大学デービス校 国際関係学・移民学専攻/ プロジェクトアブロード・ケープタウン
  • 南アフリカ・アメリカ合衆国
  • カリフォルニア州デービス市 ケープタウン市
留学期間:
11ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検1級・TOEIC 890・TOEFL iBT 84> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC 985・TOEFL iBT 97>

留学内容

交換留学生・学部生としてUC Davisに留学、国際関係学と移民学を専攻。現地では本学生と同じレクチャー・ディスカッション、同じ評価方法で一年間の学部生活を送りました。ホームステイの他に2ヶ月間本学生たちとシェアハウスをした経験もあり、緑豊かで広大なキャンパスライフを送りました。また、日々出される膨大な課題と図書館で向き合いながら、2つのダンス部にも所属し文武ともに充実した一年になりました。本学生の親友宅のクリスマスパーティーに読んでいただきアメリカの文化に触れることができたのは最高の思い出です。
アメリカでの留学の後はそのまま南アフリカ共和国へ向かい、6週間のインターンシップをオンライン誌の出版社にて行いました。ここでは国際関係学・移民学の知識を応用するとともにアメリカ・アフリカでの生活で目の当たりにした人種差別問題について真摯に向き合う時間になりました。特にアパルトヘイト (南アフリカにあった人種隔離法)の名残や今後の課題について実際に調査・インタビューをし、英語の記事を執筆するのには3週間近く時間を要しましたが、集大成にふさわしい経験ができました。

留学の動機

国際問題に興味があり、大学一年生の頃から一人で海外へ飛んでは旅をしたり、インターンシップをしていました。バングラデシュ のグラミン銀行でマイクロクレジットによる貧困の改善についてインターンシップをした時、国際問題に取り組む人たちの努力とその姿勢に感銘を受けるとともに自分の無力さを痛感しました。日本では世界に出て働き国際問題に取り組める視野・視座を得ることに限界があると感じ、留学を決意しました。

成果

日本語を話さないという自分のルールが英語力の向上につながりました。(TOEIC 890 -> 985) また、アメリカで学んだことを活かす場として設け、南アフリカのインターンシップで執筆したアパルトヘイトの記事を読んだという学生に日本に帰国した後に出会い、人種差別問題について意見を共有できたことは留学に成果を感じることができた瞬間でした。

ついた力

成長力

元々褒められるよりも悔しい経験をした時の方が成長につながる性格であることは自覚していましたが、今回の留学はそれを再確認させてくれました。言葉の壁や悪質なホストファミリーに当たったこと、アジア人として生きるということやダンスのオーディション、永遠と続く課題とそれに見合わない評価など様々な場面でさらに大きく成長できたと感じます。

今後の展望

今回の留学を機に日本で就職をせず、アメリカで暮らすという夢を追うためにアメリカの大学院に進学することを決意しました。観光学・ホスピタリティ学の修士を取得し、ハワイで仕事を得ることが現在の目標です。

留学スケジュール

2019年
4月~
2019年
12月

アメリカ合衆国(カリフォルニア州デービス市)

カリフォルニア大学デービス校で交換留学・学部生として一年間のアカデミックイヤーを過ごしました。現地では本学生と同じ空間・評価方法で学ぶことができ、様々な困難や葛藤もありましたが自分を大きく成長するきっかけをくれました。膨大な課題に加えてダンス部に所属していたこともあり、毎日忙しい日々でしたが、友達の助けや文武のいいバランスのおかげで最終的には平均GPAが3.18まで上がりました。また、学生たちのIndividualismは私の価値観を大きく変えてくれました。それぞれの学生が個を大切にしていて好きな時に図書館で勉強したり、芝生で本を読んだりカフェテリアで友達と話している光景にすごく自由を感じ、アメリカで働きたいという気持ちが一層強くなりました。

費用詳細

学費:納入総額

2,000,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

30,000 円

所属していたダンス部のメンバーたち
留学修了証の授与式
帰国後も
費用詳細

学費:納入総額

2,000,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

30,000 円

2020年
1月~
2020年
2月

南アフリカ(ケープタウン市)

南アフリカ共和国・ケープタウン市にあるプロジェクトアブロードのオンライン出版部にてインターンをし、アパルトヘイト の名残・課題について調査・インタビューをし、英語の記事を執筆しました。全6週間のインターンシップのほとんどを記事の執筆に費やしましたが、空き時間ではサーフィンをしたり、出かけたりハイキングをしたりなど公私ともに充実した日々になりました。また、ヨーロッパ各国から20代後半のインターン生が多く来ており、彼らのアドバイスが大学院進学を決意する大きな助けにもなってくれました。

費用詳細

学費:納入総額

500,000 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

20,000 円

喜望峰にて
テーブルマウンテンをバックに
費用詳細

学費:納入総額

500,000 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

20,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

UC Davisで出会ったNoelは本当に感謝しても仕切れないくらいよくしてくれました。サーフィンや好きな音楽のジャンルでたまたま出会った時に意気投合し、最終的には実家のクリスマスパーティーや荷物を日本に輸送するためにサンフランシスコまで運転してくれたりと本当に留学生の自分にこんなに気の合って助けてくれる親友に出会えたことに本当に感謝しています。お互いに授業の課題が多かったため図書館で12時過ぎまで勉強したこともたくさんありましたし、その後のジャンクフードは体に染み渡るくらい美味しかったのを覚えています。Noelをはじめとするダンスの友達やクラスの友達のおかげで、初めての留学にもかかわらずとても充実した日々が送れましたし、英語が格段に上達しました。今年Noelやダンスの友達が日本に来て一緒に観光する予定でしたが、コロナのため見送りになってしまいました。またいろんな形でこの恩を返したいと思っています。

帰国後にオンラインで

自分次第

  • 語学力 : 英語

私が最も留学の成果を感じたことの一つが英語力です。TOEICで換算すると890から985まで伸びました。しかし、これは留学すれば必ずしもそうなるわけではありません。留学先には他の日本人留学生たちがいることが多くあり、その中には日本人とばかり交流したりする人もいます。一方で、私の大学の友達には金銭面的な問題で留学できなくともオンライン英会話や積極的に海外向けのコミュニティーに参加することで、日本で英語力を格段に伸ばしている人もいます。つまり、留学して英語力が伸びるかは完全に自分次第。私は日本人の友達を作らない、日本語を話さないという自分のルールを一年間貫きました。日本人留学生と話すときは英語で話しました。あくまでも自分自身の留学の目的を見失わないように1日1日を大切に過ごすことが大切だと思います。

最適な環境選び

  • 住まい探し : ホームステイ

いいホストファミリーだったという話を留学から帰ってきた友達から聞くことも多いと思います。しかし、留学で私が唯一最悪だった思い出が最初のホストでした。現実はほとんどのホストはビジネスだと思っています。なので私の最初のホストはシャワーは2日に1回、毎日5時には帰宅して夕食を食べるなど理不尽なルールが多く、関係が悪くなり私は3週間でホストを変えました。ここで一番嫌だと思ったのはホストが自称親日で日本人の生徒しかホストしないということでした。彼は合気道をしている日本の文化が好きなホストでしたが、同時に日本人の生徒は英語が上手くない上に自分の意見を言えないことをいいことに今までこういった理不尽なハウスルールを押し付けてきていたことを知り、激しい怒りを感じました。その後私はシェアハウスをしたり素敵なホストファミリーに出会うことができましたが、みなさん、学業に最適な環境を選ぶことに妥協しないでください。

留学前にやっておけばよかったこと

一人暮らしやドミトリーに住むにはFacebookのHousing communityに参加することをお勧めします。もし知っていたら早めに一人暮らしやシェアハウスを初めてよりキャンパスに近くて安く暮らせたかもしれません。

留学を勧める・勧めない理由

目的があるなら留学をお勧めします
目的のない留学はお金の無駄

これから留学へ行く人へのメッセージ

"Everything negative, pressure, challenge is all opportunity for me to rise." (Kobe Bryant)
悔しい・苦しい時こそ成長する最大のチャンスです!やり続ければ絶対に成功は見えてくる。