留学内容
研究室のある院生の研究テーマである雨水の再利用プロジェクトに参加して共同でサンプリングおよび病原性微生物の定量準備を行った。ミネソタ州では生活用水として地下水を使用しているが使用しすぎで地盤沈下が起きるといった問題が起こっているため、芝生の水やりに使う水は雨水を再利用しているがその再利用水を使うことに対する危険性やリスクを評価するという目的がある。サンプリングは雨水をそのまま使用している場所、ろ過をして使用している場所、塩素やUV等で殺菌してから使用している場所など条件を変えてサンプリングスポットを選定した。雨水を約100L膜を使用してろ過して膜に付着した微生物を抽出・培養した。それをナノ流路デバイスを用いたqPCRで定量を行う予定であったが装置が故障してメンテナンスに出している途中で留学期間が終了してしまったので定量まで完了することはできなかった。