留学内容
私は「ロボット工学と機械学習(AI)の融合分野に関して学び、災害や介護など日本特有の問題をロボットで解決する」ことをテーマとして留学を行いました。留学先はアメリカのヴァージニア工科大学(Virginia Tech)のコンピュータ・サイエンス学科(以下「CS学科」)を選びました。ここに私は8ヶ月間所属し、学修活動と実践活動を行いました。
まず、機械学習(AI)に関しての知識を深めるために、CS学科で数値計算・データ分析・機械学習等の講義を履修しました。無論ロボット工学に直接的に通じる学びがありましたが、それだけではなく、グループプロジェクトで現地学生と共同でプログラミングをしたりするなかで、異文化のバックグラウンドを持つ人と協力するコツを学びました。
同時に、機械工学部門の「地上ロボット制御研究室(TREC研)」でレスキューロボットに関する研究を行いました。留学前半はロボットが外界を認識するセンシングに関する部分の実装、後半はロボットの歩容生成に関する研究に携わりました。惜しくもコロナ禍により後半の内容は途中で断念せざるを得ませんでしたが、著名な先生の運営する研究室でロボット研究に携われたことで、最先端のロボット工学を学べたと思います。