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ぴあ

出身・在学高校:
吉田高等学校
出身・在学校:
明治大学,明治大学大学院
出身・在学学部学科:
理工学部応用化学科,理工学研究科応用化学専攻
在籍企業・組織:
大塚製薬株式会社


最終更新日:2021年01月12日 初回執筆日:2021年01月12日

グローバルな研究者へ

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ピッツバーグ大学
  • アメリカ合衆国
  • ピッツバーグ
留学期間:
11ヶ月
総費用:
2,560,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,010,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私は,グローバルな研究者となるために,医薬品に効果の期待出来る化合物の合成研究について,アメリカにあるピッツバーグ大学に留学しました。所属したWipf研究室では,医薬品につながる化合物の化学的合成研究を行いました。具体的には,アルツハイマー病に活性のある天然物“MarinoquinolineA”の全合成の研究を行いました。これまで扱ったことのない機器や装置があったり,ポスドクの方や熟年の研究者の方がいたりと多くのことを学べる,ハイレベルかつ素晴らしい研究環境下で研究できました。結果的に,筆頭著者として執筆した,本研究についての論文が国際学術誌にアクセプトされ,研究成果を形として残すことができました。
研究留学に加え,本留学のもう一つの目的として,「イニシアチブを握る」ということと「日本文化発信」ということがありました。ピッツバーグ日本語補習学校にて日本語授業のボランティアを行いました。ここでは,生徒たちに日本の良さを知ってもらう,日本文化を好きになってもらうことを目的に,その中でイニシアチブを握る活動を行いました。具体的には,毎週日曜日日本語授業のボランティアを行ったり,そろばんを教えたり,書き初め大会では先生となり生徒たちに書道指導をしました。多くの方々に日本文化を知ってもらう事ができ,とても良い経験となりました。




留学の動機

製薬業界でグローバルな研究者になることを夢に,当時日本の大学では有機化学を専門とする研究室に所属し新規反応の開発を行っていました。医薬品に繋がる化合物の全合成研究を行うことができ,今までの反応開発の研究を活かしつつ,新たな化学的考え方や生物学的考え方の習得を狙い,自身の視野を広げ,国際的に連携のとれるグローバルな研究者になりたいと考えたためWipf研究室での留学を決意しました。

成果

一番大きな成果は,筆頭著者として執筆した,本研究についての論文が国際学術誌にアクセプトされ,研究成果を形として残すことができたことです。他にも,月曜日から土曜日までの研究活動に加え,毎週火曜日には,研究の進捗報告会,土曜日には,ゼミや研究発表会もあり,ディスカッション能力やプレゼン能力の向上をはかることが出来ました。

ついた力

一歩を踏み出す力

世界を相手に一歩踏み出す力,そこから広がっていく素晴らしい人脈と経験と自信を得る事が出来ました。言葉も違うし,違う土地だし,萎縮してしまったり,自分が情けなく見えてしまったりすることもあるけれど,世界を相手に勇気を出して挑戦することで,それまで自分が想像もできなかった素晴らしい人脈と経験と自信をひろげることができました。

今後の展望

現在所属している製薬会社で,留学での経験で得た「一歩を踏み出す勇気」を活かして,様々なことに挑戦し,いずれは海外で働いてみたいです。

留学スケジュール

2019年
3月~
2020年
1月

アメリカ合衆国(ピッツバーグ)

私は,グローバルな研究者となるために,医薬品に効果の期待出来る化合物の合成研究について,アメリカにあるピッツバーグ大学に留学しました。所属したWipf研究室では,医薬品につながる化合物の化学的合成研究を行いました。具体的には,アルツハイマー病に活性のある天然物“MarinoquinolineA”の全合成の研究を行いました。これまで扱ったことのない機器や装置があったり,ポスドクの方や熟年の研究者の方がいたりと多くのことを学べる,ハイレベルかつ素晴らしい研究環境下で研究できました。結果的に,筆頭著者として執筆した,本研究についての論文が国際学術誌にアクセプトされ,研究成果を形として残すことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

研究室からの景色
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2019年
6月~
2020年
1月

アメリカ合衆国(ピッツバーグ日本語補習学校)

研究留学に加え,本留学のもう一つの目的として,「イニシアチブを握る」ということと「日本文化発信」ということがありました。ピッツバーグ日本語補習学校にて日本語授業のボランティアを行いました。ここでは,生徒たちに日本の良さを知ってもらう,日本文化を好きになってもらうことを目的に,その中でイニシアチブを握る活動を行いました。具体的には,毎週日曜日日本語授業のボランティアを行ったり,自身の特技かつ日本文化のそろばんを教えたり,書き初め大会では先生となり生徒たちに書道指導をしました。多くの方々に日本文化を知ってもらう事ができ,とても良い経験となりました。




費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

出会った全ての方々に感謝しています。中でも,ここでは,その一部を紹介します。
まずは,ピッツバーグ大学の教授とメンバーです。研究だけでなく,アメリカでの生活のサポートが本当に親切でとても暖かかったです。私の拙い英語にいつも耳を傾けてくれ,研究のアドバイスやディスカッションをしてくれました。プライベートでは,ピッツバーグのいろいろなところに連れて行ってくれたり,日本のことを知ろうとしてくれたり,素敵な思い出をみんなと作ることができ,私にとってかけがえのない人たちとなりました。
次に,ルームメイトのコロンビア出身の子とメキシコ出身の子です。私にとって,家族の一員です。悩みがある時は相談にのってくれたり,風邪を引いた時は看病してくれたり,お互いの国の料理を教えあったり,お互いの文化を尊重しあったり,今回の留学を想像の何百倍も魅力的にしてくれた2人に本当に感謝しています。また必ず会います。

お別れの日に連れて行ってもらったピッツバーグの夜景

とにかくしゃべる

  • 語学力 : 英語

萎縮してしまったり,自信をなくしてしまったり,多くの人が直面するかもしれない語学。私もその一人でした。そこで意識したことは「とにかくしゃべる」ことです。しゃべらなくても時間はどんどん経過していきます。「とにかくしゃべること」で相手との言葉のキャッチボールが始まり,おのずとリスニング力やスピーキング力がついてくると思います。
ルームシェアをすることも私にとって英語力を高める一つの大きなポイントでした。家に帰ってからも,英語を話す環境を作り,「とにかくしゃべる」ことを意識しました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学の価値は,世界を相手に一歩踏み出す勇気と挑戦,そこから広がっていく素晴らしい人脈と経験と自信かなと思っています。
少しでも迷っている人はぜひ挑戦してみてください!人生一度きりです。きっと大切な何かを見つけられると思います。いつでも相談にのります☆