留学内容
元々英語教員として働いていたが、教科書の知識ではない、現地での学びを体験をしたかった私は思い切って退職して、オークランド大学大学院で英語教授法の学びなおしを計画し、留学に臨んだ。そして帰国後は、違う環境で学ぶことの大切さを実体験をもって伝えられる教員になりたいと思っていた。しかし留学直後に日本に帰国することになり落ち込み、日本でオンライン授業が可能であることが分かっても、最初は消極的に受講していた。更に追い打ちをかけるように、その後オンライン授業が継続できない可能性がある、という連絡が来て非常に戸惑った。しかしその後、オンラインが継続受講できることが分かり、授業が受けられるだけでもありがたいという気持ちになり、以前よりも積極的に授業に参加する自分に気が付いた。この経験から、予想外の事態に対して、学習環境は変えられなくても学習に取り組む姿勢は変えられるということを実感した。留学前は、違う環境に身を置くことによって得られる経験を生徒たちに伝えたいと思っていたが、今は、どんな状況でも成長できることを実体験をもって伝えられる英語教員になりたいと思う。成長に大切なのは、環境ではなく、与えられた環境に対してどのように向き合うか、ということを自信をもって生徒や同僚の教員に伝えるべく教員復帰後も積極的に現場で働きたいと思う。