留学内容
観光業に力を入れるニュージーランドへ、世界中の人に満足してもらえるホスピタリティの形を追求すべく一学期間留学をしました。
現地の高校ではホスピタリティの授業を通して「おもてなし」への考え方の相違を自分なりに考察しただけでなく、マオリ語や音楽の授業も履修して文化的側面からも日本とニュージーランドの比較を図りました。また、エヴァンジェリスト活動では、現地の学生に、地元大阪の漫才を実際に見てもらいながらお笑いに関するプレゼンを行いました。
最終更新日:2021年05月24日 初回執筆日:2021年05月24日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準1級> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準1級、TOEFL iBT 82> |
観光業に力を入れるニュージーランドへ、世界中の人に満足してもらえるホスピタリティの形を追求すべく一学期間留学をしました。
現地の高校ではホスピタリティの授業を通して「おもてなし」への考え方の相違を自分なりに考察しただけでなく、マオリ語や音楽の授業も履修して文化的側面からも日本とニュージーランドの比較を図りました。また、エヴァンジェリスト活動では、現地の学生に、地元大阪の漫才を実際に見てもらいながらお笑いに関するプレゼンを行いました。
中学3年生の頃に、2025年の万博の視察のために大阪市を訪れたBIE調査団の方々に歓迎のスピーチをさせていただいたとき、「未来を担うのはあなたたちです。一緒に万博を創って行きましょう。」というお言葉を頂きました。その時から「日本を訪れる全ての人達に満足して帰ってもらいたい」と強く思うようになり、そのための英語力とホスピタリティへの知識を得るために留学を決意しました。
ホスピタリティの授業では、主に食べ物の盛り付けへの考え方などを通してニュージーランド独自のおもてなしを学びました。また、現地の学生や様々なバックグラウンドを持つ世界各地からの留学生との交流を経て、世界の現状や多様な価値観を知ることができました。
前向きに頑張り抜く力
新型コロナウィルスの影響でニュージーランド全土でロックダウンが始まり、何度も帰国を早めることになりました。もしかしたら今日ここを発つことになるかもしれない、という危機感を毎日持ったなかでの留学。それでも諦めたくない一心で、友人と共にTo Doリストを作成し、限りある時間でそのほとんど全てを実行しました。環境のせいにして諦めず前向きに頑張れば、できることはいくらでもあるということを学びました。
大学では英語を専攻しており、世界中の方々とより円滑で心地よいコミュニケーションを取るための学びに励んでいます。将来は、様々な物事を多面的に捉え、自分のなかの常識に囚われずに沢山の方々と関わりながら、日本の魅力を世界へと、そして世界の魅力を日本へと発信していける存在になりたいです。今後も自分がやりたいと思ったことはどんなに大変な状況でもやり抜くという気持ちを大切にしていきます。
2020年
1月~
2020年
3月
ニュージーランドの南島に位置するダニーデンで現地の高校へ一学期間留学をしました。様々な授業を通して、英語力向上を図りつつ、ニュージーランド独自の文化や視点に触れ、物事を多面的に捉える力を身につけました。コロナの影響で学校が突如閉鎖されてしまい、行う予定だったホスピタリティに関するアンケートはできませんでしたが、代わりにSNSを用いて簡易的なアンケートを行いました。いつ何があるか分からない状況での留学では、臨機応変に自分で考えて着実に行動に移す力をつけることができました。
ホームステイ先では、ホストマザー、香港からの留学生、中国からの留学生と4人で暮らしていました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
留学中は、決して楽しいことばかりではありませんでした。
私は中国出身の学生と香港出身の学生と3人で同じ家にステイしていたので、せっかくの機会だし沢山交流して仲良くなろう!と意気込んでいたのですが、2人はご飯の時間以外は一切自分の部屋から出てこず、夕食時もイヤホンをしながら携帯をずっと見ているだけ。会話も無く、関係もギクシャクしてきてしまい、悲しくて悔しくて泣いてしまった日がありました。そんなときに助けてくれたのが、現地で出会った友人、そして留学中も連絡を取り続けてくれた日本の友人達でした。私の話を親身になって聞いてくれて、たまには電話もして元気づけてくれて、そして「ももかなら大丈夫!頑張れ!」と言ってくれた、そんな皆のおかげで、少しずつホストメイトたちとも距離を詰めていくことができました。人間関係で悩むこともあるけれど、悩んでいる私を助けてくれるのもまた周りの人たち。沢山の人に支えられながら生きていることを自覚して、その優しさに感謝しながら、自分も誰かを救える人になろう、と心に誓いました。
ある日、いつものように街を友達と一緒に歩いていると、現地の同い年くらいの男の子が突然私たちに汚い言葉を投げかけてきました。その言葉は、紛れもなくコロナウイルスの拡大に伴うアジア人差別でした。どうしてこんなことを言われなければならないのか。とても悔しかった記憶が今でも鮮明にあります。
それでも、差別をされるという経験は、私にとって無駄では無かったように思えます。自分が差別を経験したことによって、世界に蔓延している差別問題に更に関心を抱くようになり、みんなが生きやすい社会をつくるためにはどうするべきなのか、自分はこんな思いを誰かに無意識にさせていないか、ということをそのとき初めて真剣に考えました。もちろん、皆さんには私と同じ経験は絶対にして欲しくありませんが、辛い出来事さえも自分の糧にしてやろう!という姿勢は留学を通して成長するためにも、とても大切ではないかと思います。
留学に行けば何もせずとも英語が上手になる、なんてことは正直ありません。
私が留学中に英語力を鍛えるために効果的だと思うことをいくつかご紹介します!
1. 授業の予習復習を徹底的にする
現地の学生に混ざって受ける授業では、知らない単語や分からないことが沢山出てきます。そういったことは帰宅後必ず理解できるまでとことん調べて、予習も必ずしていました。また、分からない単語は英英辞典で調べることを心がけていました。
2. 積極的に英語で話す
実は、英語を話さなくても留学生活を送ることは可能です。でも、英語を少しでも話せるようになりたいのなら、自分から「英語を使わなければならない環境」に飛び込み、とにかく間違っていてもいいから沢山話すということをおすすめします。最初は相手の言っていることが分からなかったり、通じないことがあったりと不安かもしれませんが、必ず会話は上達していきます!
皆さんの心意気次第で成長度はかなり変わります。1度しかない大きなチャンス、ぜひ自分に出来る最大限のチャレンジをしてたくさんのことを吸収してみてください!
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